スタッフ日誌

【2005年度】

3月30日(木曜日)

 
今日は、2005年度の最終日。参加親子は45組、おとな45人、子ども71人、合計116人でした。春休みで幼稚園児や小学生の参加も多かったので、折り紙コーナーを用意すると、お母さん方も懐かしそうに参加し、小さい子どもたちも折り紙が折られて形になっていくところを興味深そうに見入っていました。

 人口密度が高かったため居心地が悪く感じた親子もいたことでしょうが、混雑に慣れてくると、たくさんの輪ができてそれぞれに話が弾んでいるようでした。最近は、リピーターのお母さん方が新しく来た親子を優しく迎え入れるように声かけしてくれるので、「んぐまーま」はより和やかな雰囲気になってきていると感じます。

 今日のお昼も、「んぐまーま」にあるテーブルを総動員して、遠足のようにみんなで一緒に食べました。テーブルを拭いたり、片付けたりもお母さんだけでなく、子どもたちも手伝ってくれていました。おとなの行動をちゃんと見ているのですね。


 
左の写真は、箱型の椅子に座っている、8ヶ月のちびっこ3人。この椅子は、背中が深くしっかりした作りなので、赤ちゃんも安定して座れるようです。上下ひっくり返すと大きい子ども用の椅子になり、横にするとテーブルにもなる優れものです。

 真ん中の写真は、2005年度最終日ということでみんなにプレゼントする折り紙をスタッフが作っていたら、椅子を踏み台にして女の子が覗いているところです。折り紙制作には、お母さん方も協力してくださり、いろいろな作品が完成していました。この写真に写ってるスタッフの会沢は、専任スタッフとしては今回が最後の参加となり、来週からは熊澤というスタッフが入ります。今までお世話になりました。そして、これからもよろしくお願いします。

 右の写真は、「虹色のヘビ」というドイツ製のカードゲームです。大きな子ども同士でうまく遊んでました。ちょっと頭を使うカードゲームにもこの通 り熱中。ヘビが怖いと逃げていった小さい子どももいましたが、ヘビの色を赤〜紫〜青〜緑〜黄色〜オレンジと虹色のつながりに合わせて並べながら、 長いヘビができるように考えて並べるゲームです。ルールを簡単にすると、2才児くらいから遊べますし、おとなが遊んでも十分に楽しめますよ。お試しあれ!

 さて、2005年度の「んぐまーま」は無事終了しました。来週からは、2006年度の「んぐまーま」が始まります。「友だちをみつけよう」「みんなで大きくなろう」という“んぐまーまのこころ”を大切に、これからも利用者の皆さんと協力し合って、おとなも子どもも安心して育ち合える「んぐまーま」をつくっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

3月23日(木曜日)

 
今日は、双子ちゃん親子4組と三つ子ちゃん親子1組の参加があり、他にも兄弟の参加が多かったので、37組の親子で子どもが57名、総勢94名の参加となりました。ほとんどの親子がお弁当持参でゆっくり過ごしていったので、昼食時間はまるで親子遠足のお弁当の時間のようでした。

 最近、お母さん方は子どもたちを遊ばせながら、上手に時間を見つけて大人用の書籍や絵本に目を通しているようです。そして、それぞれが感動した箇所、お母さんのお気に入り絵本、子どもたちの大好きな絵本等をみんなで紹介し合ったりしています。


 
左の写真は、特に大きい子どもたちに人気があるローラー椅子。乗って足で漕ぐと前に進め、ひっくり返すと椅子兼踏み台に早代わりです。赤と白木と2種類ありますが、他にもいろいろな種類の子ども用椅子があるので、子どもと一緒にお気に入りをみつけてみてください。ちなみに、「んぐまーま」の昼食時間に子どもたちが落ち着いて食事しているのは、みんなで一緒に食べることの効果もあるでしょうが、忘れてならないのが、子どもにピッタリの椅子の存在なのではと思います。

 真ん中の写真は、大型ドームの丸い窓から覗いたドームの中の様子です。ドームの中に食材や食器、お人形や布団をしっかり揃えて、3才の女の子たちが仲良くおままごとをしていました。外から来る“お客さん”にも快く応対していましたよ。

 右の写真は、お昼時にちょっと寄っていかれたお父さん。お弁当を一緒に食べて子どもとままごと遊びをしてから先に帰られたようですが、このような利用の仕方でも、お父さんに利用してもらえるのはうれしいものです。

 来週で3月も終わり。4月からは幼稚園に入園し「んぐまーま」には来られなくなる子どもたちもいることでしょうね。別れと出会いが一緒にやってくる春、誰にとってもうれしい春になりますように!


3月16日(木曜日)

 春の陽気に誘われて、今日は38組の親子の参加がありました。いつもは出足が遅く、11時くらいから混み出す「んぐまーま」ですが、今日は11時までに既に24組の親子が集まっていました。

 入室する時にちょっと固まってしまう友だちを、早く遊ぼうよ!というように迎えに行く子どもの姿があったり、7ヶ月の赤ちゃん5名がそれぞれお座りやハイハイをしながらお互いに真似をし合ったり・・・赤ちゃんは赤ちゃんなりに、ちょっと大きい子どもは大きい子どもなりに、子ども同士の関係ができてきているのですね。

 最近の「んぐまーま」でおとなたちがみんなで大事にしているのは、子どもたちのおもちゃの取り合いの際、直ぐにおとなが口を出してしまわずに見守る、という姿勢です。子ども同士のけんかは成長に必要不可欠と思っていても、他の親子との関係等で直ぐに仲裁に入ってやめさせてしまうことが多い、とよく耳にします。ここでは、みんなで子どもたちの育つ力を育んでいきましょう!ということで、あえて、おとなも口を出したいのを我慢して子どもたちのやり取りに任せ、必要な場面になってから、それぞれの子どもの気持ちを伝えてあげるようにしています。


 左の写真は、「んぐまーま」の黒板を利用した情報コーナーです。ここに来たら必ず新聞の記事等に目を通しています!というお母さんもいます。今、皆さんにお願いしているアンケートからも皆さんが必要としている情報を拾って、情報コーナーにも反映していきたいと思いますが、こんな情報がほしい!という希望がありましたら、スタッフまでお知らせくださいね。

 真ん中の写真は、お馴染みのワニのクッション。ちびっこが2人、しばらくこれで落ち着いていました。ここに座ると体重でクッションが動き、軽くはさまれる状態になります。抱っこされた時の感触にも似ているのでしょうか?

 右の写真は、子どもにもお母さんたちにも人気の小麦粉粘土です。ちょっとベタベタ手にくっつくので、最初は気持ち悪いと感じる子どももいるようですが、慣れてくるとこの通り!

 増えてきたベビーカーの数に春の近さを感じます。次回は春休みのお兄さん、お姉さんの参加も多いのかもしれませんね。

3月9日(木曜日)

 
今日は大谷大学の音楽科の試験が行われていて、食堂は父母控室となっていました。「んぐまーま」に訪れる子どもたちが18才の春を迎えるのも、遠いようでそう遠くないのかもしれませんね。一人ひとりの子どもたちが、将来どのようなおとなに育っていくのか、とても楽しみです。

 さて、今日の「んぐまーま」は朝から賑わい、参加親子は32組、お母さんばかりでなく、お父さん、おばあちゃん、お母さんの従姉さんの来場もありました。子どもたちの年齢内訳は、0才が10名、1才がなんと20名、2〜3才がそれぞれ4名ずつでした。一番先に到着するのを楽しみにしている親子もいるようで、その結果で一喜一憂する?お母さん同士の楽しい会話も聞こえました。

 最近の「んぐまーま」は、わらべうたと絵本のスポットタイムが終わると、直ぐに昼食を取る親子が増えていて、食事コーナーが混雑、おもちゃコーナーはその間閑散とするようになりました。以前より、子どもたちが最後までじっくり落ち着いて食事するようになったと感じます。また、おウチではほとんど食べ物を口にしない子どもも、みんなの食欲につられて少しは食べるようになるという効果も現れているようです。“みんなで食べる”ということは、ただそれだけで、とってもやさしい空気が流れる時間となっていると感じます。


 今日の写真。左側の写真は、人形の赤ちゃんと女の子が添い寝をしているところ。人形がちゃんと女の子の方を向いているのがかわいいですね。今日お昼寝している赤ちゃんが多かったので、そのイメージが遊びと結びついたのでしょうか。

 真ん中の写真は、ババルというウレタンスポンジのボールで遊ぶ3才の女の子。今日は午後からこのボールが大人気でした。ボールのテニスボール大のくぼみの中にチェーリングのご馳走を入れ、ままごとのドンブリ?として使われていました。黄緑色のボールをスプーンですくっていると、見ているお母さんたちも「おいしそうなメロン!」と思わず口が開いてしまいますよね。

 右側の写真は、実習生の学生と子どもたちが、『はらぺこあおむし』の絵本を読んでいるところ。子どもたちにとって学生は、絵本を読んでくれるやさしいお姉さんと写っているようです。


3月2日(木曜日)

 今日から、「んぐまーま」の利用者の方々のニーズを理解し、今後の運営と研究に役立てることを目的に、利用者の皆さんにアンケートの記載をお願いすることになりました。3月30日までの5回に渡ってお願いする予定ですので、どうぞよろしくご協力くださいね。


 最近の「んぐまーま」の様子をよく表していると思われる光景の写真をご紹介します。左側の写真は、大きなお姉さん(姉弟ではない)が遊ぶ様子を小さな男の子が真剣に見ています。少し大きな子どもが遊びのモデルになり、小さな子どもがそれを見ながら学習したり、遊びのイメージを蓄積したり、ある日真似をするようになったり・・・大きな子どもも見られていることを意識して、多少緊張感を味わいながらいいモデルになろうとしているのかもしれませんね。

 真ん中の写真は、よく見ると、絵本を読む大人と子どもが3組、手前・中央・奥にいます。よそのお母さんが読んであげたり、子ども同士でページをめくったりと絵本コーナーにも素敵な交流が行われていました。「んぐまーま」では、絵本のコーナーだけではなく、遊びやほんのちょっとしたやり取りの中で、親子がみんなで育ち合う光景が見られます。大人も子どもも、みんなが「んぐまーま」の仲間なのですね。

 さて、夏の間は騒音でお騒がせしていた新校舎の工事ですが、やっと囲いが取れ、南側の窓からレンガ貼りの外壁が見えてきました。先生方やスタッフは「んぐまーま」の日当たりをとても心配していたのですが、ご覧の通り、部屋にこれだけ陽がはいることがわかり、ちょっと安心しました。

2月23日(木曜日)


 左の写真の男の子は、ロンディという薄いブロックを適度にばらまき、その上をゴトゴトゴトと車を走らせています。自分で考えた「感触を楽しむおもちゃ」とでも言えましょうか。子どもって、おもしろいことを考えるものですね。

 真ん中の写真では、お姉ちゃんがお母さんにおんぶひもを結んでもらう姿を見ながら、妹が自分の番をじっと待っているところです。最近は女の子にも男の子にも、お人形のおんぶが大人気です。子どもは成長するに連れて、自分よりも小さい赤ちゃんのお世話遊びが好きになるようです。お世話をすることで、自分の成長を確かめているのでしょうか。将来のお父さん、お母さんとしてもとても大切な遊びですね。

 右側の写真は、午後のお絵描きコーナーの一場面。3才の女の子が画用紙の準備から手伝ってくれ、いざ描き始めると、溢れんばかりのイメージと力強いタッチでバナナやみかんを勢いよく描きました。その子どもの自信溢れる様子に周りの子どもも親も驚いて、その子どものお母さんに伝えにいってくれました。お母さんは子どもの成長も、周りの人みんなが我が子の成長を一緒に喜んでくれたことも、両方嬉しかったようでした。
「んぐまーま」では、他にもこういう場面がたくさん見られます。今日も、先日までハイハイしていた1才児が数歩歩けるようになって、その子の周りでは拍手が沸きおこり、みんなで成長を喜び合っていました。

 また、3才児になると、物の取り合いによる喧嘩が増えてきますが、子どもの成長のためには、大人が直ぐに仲裁するのではなく、親やスタッフ等、大人の見守りの中で、子どもたちが小さな喧嘩を繰り返してお互いに育ち合う経験が必要ですよね。「んぐまーま」では、大人が上手に子どもの様子を見守り、大人の出番のタイミングを見計らっている様子がうかがえます。これからも、自分の子どもも他所の子どももみんな一緒に見守って育ち合っていきたいですね。

2月16日(木曜日)

 寒さが緩んできたためか、早い時間からにぎわい、新規利用者7組を含む、29組の親子の利用がありました。「友だちに誘われて」利用する親子が多く、お母さん方の口コミネットワークの広さを実感!?お父さんも一緒に一家で利用した家族もあり、先日の土日開催の効果とうれしく思いました。最近は子どもたちが安心してのびのび遊んでいるので、お母さん方も子どもたちの様子を見て声をかけつつ、本棚にある大人向けの本を見る余裕が持てるようになってきたようです。

 左の写真は、ビー玉を転がして木琴の音を楽しむおもちゃで、1才児3人がとても落ち着いて仲良く遊んでいました。きっと子どもたちは、お互いをここで会う仲間として認め合っているのでしょうね。

 真ん中の写真は、スタッフと一緒に小麦粉粘土で遊んでいるところ。子どもたちは粘土の感触がとても楽しそうでしたよ。今日は黄色い色をつけましたが、他にも桃色、黄緑色が作れます。食紅を使っているので安心です。小麦粉粘土は、子どもたちばかりでなく、お母さんたちにも大人気!その柔らかい感触を楽しみながら、「心が癒されますよね〜!」という声も聞かれます。材料は、小麦粉と水と一つまみの塩とほんの少しの食用油。おウチでもぜひ作ってみてください。固さの目安は“耳たぶ”です。

 右の写真は、卒業した学生が作った大型遊具です。子どもたちはこの大型遊具が大好きで、おうちごっこやかくれんぼ、いないいないばあをしたり、登ったり滑ったりして遊んでいます。今日は、中にいる子どもと外にいる子どもが何やらニコニコとやり取り・・・何をお話しているのか、見ているだけで微笑ましい光景でした。

 帰り際には、荷物棚から上着を出し始めた子どもに、別な子どもが「ねえ、帰っちゃうの?」と寂しそ うに駆け寄って行く姿も見られました。大事な友だち、一緒にいると楽しい友だち・・・帰っちゃったら寂しい!子どもたちの心が段々育ってきていると実感する一コマでした。



2月9日(木曜日)

 先週は大学の入試のためお休みだったので、2週間ぶりの「んぐまーま」。今日は、久しぶりに来場した親子、いつも来ている双子親子からの紹介で初めて来場した双子親子、ほぼ毎回来場する親子・・・懐かしい顔、いつもの顔、初めての顔が入り混じって、柔らかな雰囲気の広場となりました。0才の赤ちゃんが6人、1才児が16人と低年齢の子どもが多かったので、赤ちゃんコーナー兼午睡コーナーと授乳コーナーは一日中にぎわっていました。

 最近、子どもたちは自分のお母さんがトイレに行く際に、泣かずにスタッフや他所のお母さんと一緒に遊んで待っていられるようになってきました。「この場所でこの人と遊んでいたら、ママはちゃんと帰ってくるから大丈夫。」と信頼されるようになってきたのでしょうか。中には帰ってきても気がつかないで夢中で遊んでいる子どももいて、子どもたちの心の大きな成長を感じさせられます。

 下の左の写真は、他所のお母さんが読んでいる絵本を一緒に見ている子ども。絵本ばかりでなく、ままごとなどでも他のお母さんとやり取りする姿が日常的に見られるようになってきました。いつも見る顔=安心できる人=声をかけると返してくれる人・・・そんな安心感が子どもたちの心に根付いてきているのかもしれません。
 真ん中の写真は、フランスの魔法の板と呼ばれる“カプラ”。1対5対15のバランスで作られた薄い板を寝かせたり、起こしたり、立てたりして、積み重ねて遊ぶ、大人にも大人気のおもちゃですが、どんどん積んでいくうちに自分の背より高くなり、椅子に乗ったお母さんに支えてもらってさらに高く積み上げていました。カプラで遊んでいると、あっという間に壊れてがっかりすることも多々あるのですが、しぼんだ気持ちをまた立て直して再度挑戦する力は、今後の長い人生においてもきっとプラスになることでしょう。ちょっと大げさ?ですが、気持ちの切り替えは大人にとっても子どもにとっても大事なポイントですよね!

 右の写真は、「んぐまーま」にある引っ張るおもちゃが集合している場面です。この引っ張るおもちゃは、ハイハイしている赤ちゃんも大好きで追いかけようとし、ヨチヨチ歩きになると自分で引っ張るのがうれしくて誇らしい、少し大きくなると走ってみたり曲がってみたりして引っ張り具合を工夫して遊ぶ・・・子どもはその発達に合わせてちゃ〜んと考えて遊んでいるのですね。


1月29日(木曜日)

10時から続々親子が訪れた昨日と違って、日曜日の朝はゆっくりのんびり始まりました。今日は午後から専攻科の学生による「豆まき会」があるとお知らせしていたので、それに合わせて午後から参加した親子もいて、お父さん11名を含む21組の親子の参加となりました。豆まきの豆は落花生ということだったので、一応皆さんにアレルギーを確認し、小さい子どもたちが口に入れないように協力をお願いしてから始めました。

 12時40分から学生と一緒に親子でお面作り。お面は鬼ばかりでなく、ピーナッツのお面もあり、自分で色塗りする子ども、お父さんやお母さんと一緒に作業する子ども、それぞれカラフルなお面ができあがりました。
その後、学生が紙芝居を通して豆まきの由来を知らせてくれたところで、ドンドンと怪しい音。。。学生扮する赤、青、黒の鬼が「悪い子はいないか〜」と登場した途端、「ぎゃ〜あ〜」という叫び声とも泣き声ともつかない声が「んぐまーま」いっぱいに響き渡りました。小さい子どもたちはお父さんやお母さんにしがみついて泣いたままでしたが、少し年齢の高い子どもたちは学生の掛け声に合わせて「鬼はそと〜」と豆まきを行い、泣き止んだ小さい子どもたちも豆を拾ってまいていました。あっという間の(約5〜10分間)豆まきで、鬼は「助けてくれ〜」と広場から出て行ってしまいました。その後、子どもたちは学生から豆とお菓子をお土産にもらいました。

 2月3日の節分では、各家庭でどんな豆まきが行われたのでしょうか?子どもが大きくなった我が家では、ジャンケンで鬼を決めて20才の息子が鬼になり、みんなで豆をまきました。暮しの中の節目となるいろいろな行事・・・次の世代に生活の文化を伝えるという意味でもう一度見直し、子どもたちに大切に伝えていきたいですね。地域でも、各家庭でも。


1月28日(木曜日)

 1月26日から札幌大谷短期大学西棟で開催されていた「子どものための作品展」に合わせて、1月28日(土)・29日(日)の両日、「んぐまーま」を開催したところ、両日ともたくさんのお父さんの参加がありました。30組の親子の参加のうち、お父さんも一緒に参加した家庭は20組あり、小学生や幼稚園のお姉ちゃん、お兄ちゃんもたくさん遊びに来てくれましたので、30組とはいえ、43名の大人と42名の子ども合計87名の参加となりました。

 お父さんも一緒ということで、子どもたちはもちろん、お母さんたちがうれしそうにリラックスしていました。「いつもはここでこんなふうに遊んでいるの」「○○はそんなこともできるのか」・・・そんな会話があちらこちらから聞こえ、最初はあまり動かなかったお父さんたちも、時間がたつに従っておもちゃに触れて自らも遊び出し、特にコマや積み木などを使って楽しそうに技を披露するお父さんもいました。

 28日、29日に限って駐車場が利用できるということで、「今までずっと来たかったけど遠くてあきらめていたので、今回HPを見て飛んできました!」という親子もいました。駐車場が利用できたことは、お父さんの利用が多かった一因にもなっていたのでしょうね。

 作品展に合わせての初めての土日開催。「んぐまーま」に来る前に1階の作品展で遊んでくる親子、「んぐまーま」に来て一遊びしてからみんなでエレベーターで遊びに繰り出す親子、3時の終了まで「んぐまーま」で遊んでから下でも遊びます!と張り切って降りる親子・・・それぞれの事情に合わせて「んぐまーま」と「作品展」と両方楽しんでいたようです。


1月26日(木曜日)

 今日は「子どものための作品展」の初日。「んぐまーま」に来るエレベーターに乗る前に、ほとんどの親子は学生がつくった大型遊具で一遊び。
左の写真は、背中が木琴になっているブタ。ブタの鼻は自作の和太鼓になっているそうです。学生の作品は、大型遊具、絵本、小さなかざりや動くおもちゃ・・・学生たちは自分たちが作った作品で子どもたちがどのように遊ぶのか、ちょっとドキドキしながら楽しみにしていたようです。作品展は2月1日まで、土曜日も日曜日も毎日開催していますので、「んぐまーま」が開催される28日、29日以外にも、ぜひ作品に触れに来てくださいね。


 
 真ん中の写真は、NICスロープというドイツ製の木製の繰り返しおもちゃで遊ぶ2人の子どもたち。いろいろな部品をレールの上に置くとおもしろい動きをしながらころがって降りてくるのですが、自分よりもちょっとだけ大きい子どもが遊ぶ様子を見て学習した年下の子どもが自分も挑戦しようとした瞬間の写真です。まさに、遊びの伝達の真っ最中なのですね。

 「んぐまーま」では午後から、コーナーの中に造形遊びを何かしら取り入れています。今日は蜜蝋クレヨンのお絵かきコーナー。月齢の低い子どもたちが好きな色のクレヨンを持って体全体で自由に「なぐり描き」を行うことは、心と体の発達にとても意味のあることと考え、この「なぐり描き」の過程を大事にしています。何かをみんなで描くとか、大人が意味のあるものを描いて見せるというよりも、子どもたち自身ががクレヨンを使って自由な線を描きながら、クレヨンや紙の質感、色、自分の意思で線や形が生まれることの不思議さを感じることをねらいにしています。その段階を経てから、偶然描いた○がりんごや顔等の意味づけに発展していくという過程を大切に考えています。
右側の写真の子どもは、なぐり描き世代よりも少し月齢が高く、木製のシンプルな絵本「愛のえほん」を見ながら、1ページずつ順に真似をして描いていました。画面中央は「太陽」、右下には「虹」・・・きっと子どもの心に絵本が響いたのでしょうね。

1月19日(木曜日)

 「んぐまーま」16回目。生憎の雪の日となりましたが、温かく身を包み元気に遊びに来てくれました。防寒衣料にもそれぞれお母さんの工夫が見られ、手袋が脱げないように上からお父さんの古靴下を履かせたり、ジャンバーはヨダレで濡れないようにジャンバーの上からヨダレ掛けをしたり・・・まさに育児の知恵ですね。

 左の写真、お正月には家庭でも楽しんだかもしれませんが、「んぐまーま」でもパネルシアター式の「福笑い」(かざぐるまスタッフ手作り)を用意しました。のっぺらぼうの顔が怖いためか近くに来ようとしない子どももいるのですが、目や鼻、口をぺたぺたと考えて貼って楽しむ子どもも多いです。小さい子どもたちは目隠しなどしなくても、「福笑い」をパズルのような感覚で顔作りとして興味を持っているのかもしれませんね。

 真ん中の写真は、ままごとでにぎわう丸テーブル。四角い長テーブルよりも丸いテーブルの方が、みんなで一緒に遊んでいる!という感覚を持ちやすいのか、大人が入らなくても自然とやり取りが生まれています。
 右の写真は、今日始めて来場した双子の赤ちゃん。入室するなり、おうちとは違う雰囲気に驚いて思わず泣いてしまいましたが、月齢が高いお兄ちゃんやお姉ちゃんにたくさんヨシヨシ撫ぜてもらって、みんなに可愛がられていました。子どもは自分よりも小さい赤ちゃんがいると慈しむ行動を取り、自分が数ヶ月でも年上だということがちゃんとわかってるようで何とも不思議で楽しいです。



1月12日(木曜日)

 新しい年、初めての「んぐまーま」。2週お休みをはさんだので、3週間ぶりの広場となりました。今日は生憎の雪の日となりましたが、27組、67名の親子が来場。冬休み中であるためか、幼稚園児(5名)や小学生のお姉ちゃん(3名)の参加も目立ちました。久しぶりの再会に、それぞれ新年の挨拶を交わしつつ、お互いのお正月の過ごし方の情報交換をしていました。皆さん、それぞれの実家に帰省し、子どもたちがおじいちゃんやおばあちゃんにたくさん可愛がってもらったことをうれしそうに話していました。

 今日は久しぶりに、双子ちゃん親子2組の参加がありました。雪が積もってからの参加が途切れていた双子ちゃん親子が、雪に閉ざされて自由に出歩くこともままならないのでは?とスタッフと先生で心配をしていたので、ほぼ1ヶ月ぶりに元気に育っている姿を見られてとてもうれしく思いました。複数の子どもを育てるのはそれぞれ苦労もあることでしょうが、双子の子育ては1×2の2倍以上たいへん!と耳にしたことがあります。双子の親同士だとお互いにわかりあえることはたくさんあると思うので、「んぐまーま」が双子ちゃん親子の交流の場となれるとうれしいです。(もちろん、双子ちゃん親子に限りませんが)


 左の写真、先月からお目見えしたワニのクッションがすいぶん子どもたちに馴染んできました。ひっくり返したり、丸めたり、それぞれ好きな形にして遊んでいる姿が見受けられます。真ん中の写真と右の写真はそれぞれ姉妹の遊びの様子です。幼稚園児と小学生で8人の子どもが来場しましたが、それぞれ退屈することなく、「んぐまーま」のおもちゃや小麦粉粘土で小さい子どもたちと一緒に遊びこんでいました。来週はもう学校が始まってしまいますが、また機会が合ったら上のお子さんも連れてきてみてください。

 育児雑誌「cooyon」(くーよん)1月号で、「んぐまーま」の様子が紹介されました。機会があったら見てみてくださいね。

12月22日(木曜日)

 「んぐまーま」14回目。10:30頃より、ぬいぐるみのようにしっかり着込んだ子どもとお母さんが次々に訪れ、ベビーカー置き場には赤、青のボブスレーが並びました。1才児は一目散にままごとコーナーへ。。。「ありがとう!おいしいね。モグモグモグ・・・」と、わが子以外の子どもの相手を上手に行うお母さんが増えてきました。子どもたちも、安心していろいろな大人にご馳走を運んでいます。

 男の子がままごとをすることを不思議に思うお母さんが多いようですが。。。ままごと遊びは、どの子どもにとっても遊びの原点!出したり、入れたりが単純に楽しい赤ちゃんにも、道具を使ってすくったりよそったりできるようになる1、2才児にも、家族と自分の関係がわかるようになってことばのやり取りを楽しむようになる3才児にも、男女関係なく誰もがその発達に合わせて楽しめる遊びです。また、男女ともいずれは生活者として自立するために、未来を生きる子どもたちには必要不可欠な遊びなのかもしれませんよね。


 午後からは、学生から一足早いクリスマスプレゼント、ハンドベルのミニコンサートがありました。以下の写真の通り、子どもたちは一番前に座って神妙な顔で聞き入っていました。後ろでままごと遊びをしていた小さい子どもも、ちゃんと聞いているよ!と言わんばかりに曲に合わせて手拍子を打っていたのがおもしろかったです。最後にハンドベルに合わせて、皆で♪きよしこの夜を歌いました。


 左の写真は、先週から子どもたちにも大人にも人気の遊びがコマ回し。上手に回せるお母さんにコツを確かめながら、お母さん方もそれぞれ挑戦!糸で上手に回せるとスカッとしてうれしいものですよね。
 真ん中の写真は、荷車の後に連結するようにローラー椅子をつなげて仲良く遊ぶ子どもたち。段々と子ども同士に友だち意識が芽生え、「終ったら貸して!」、「ありがとう。」など、言葉で上手にやり取りしながら遊べていました。もちろん、時々トラブルは見られますが、お母さん方も、スタッフも声をかけるタイミングを見計らいつつ、子どもたちの様子を見守っています。せっかくの学習の機会、大人が先回りして奪うことのないように注意しましょう。
 右の写真は、積み木遊びに熱中する子ども。自分のイメージをしっかり持って考えながら遊んでいるのでしょうね。子どもが生き生きと遊べる時間と環境、いつまでも大切にしてあげたいですね。

 今日は冬至。明日からは毎日少しずつ日が長くなっていくと思うととてもうれしいですね。皆さん、体に気をつけて楽しい年末年始をお過ごしください!
「んぐまーま」は2週間お休みをいただき、1月12日から通常通り開催します。それでは良いお年をお迎えくださいね。

12月15日(木曜日)

 「んぐまーま」13回目。雪が積もってから初めての「んぐまーま」。天気は相変わらず晴れでしたが、今日は何と総勢10組の参加となりました。
多分ベビーカーや自転車で来場できなくなったことが響いているのでしょう。0〜3才の子どもを連れて、雪道を漕いで歩いて来るのは結構大変ですものね。
でも、これから3月いっぱいまで約3ヵ月半は雪の生活が待っています。子どもと一緒に雪道を歩くことに慣れたり、ボブスレーやそりに挑戦したり、月齢の低い赤ちゃんの場合は、おんぶや抱っこをしてママコートを羽織ったり、自分なりの冬の暮しの対処法を身につけたら、冬でも元気に活動できることと思いますので、どうぞいろいろ挑戦してみてくださいね。

 さて、今日はいつも午後から入る保育科2年生の実習生が午前中に実習に入りました。今日の参加者の中に4ヶ月の女の子がいたのですが、実習生はその子を代わる代わる抱っこをさせてもらっていました。保育園実習でもなかなか乳児にふれるチャンスがないようで、赤ちゃんに直にふれることができたことにとても感動していました。

 今日は人数が少なかったので、新しいおもちゃや遊びを取り入れました。スポットタイムの後の『福笑い』では、子どもたちが1人ずつ順番に顔のパーツを貼っていきましたが、 目が上の方に貼られたので眉毛をまたその上に貼ったり、 鼻を真ん中に貼ったりと顔の位置をちゃんと把握できていました。(注:目隠しはしていません)

 また、2才児に大人気だったのが、『独楽コマ』。清水先生が『鳴りゴマ』と『かあちゃんコマ』を回すと、何度も何度もアンコール。そのうちにコマをロープウェイに見立ててもらってひもを上下させて遊ぶなど、帰るまでずっとコマ三昧で遊んでいました。子ども同士遊ぶのも楽しいし、お母さんやスタッフ、学生に遊んでもらうのももちろんうれしいけれど、大人の男性にマンツーマンできちんと相手をしてもらって遊ぶことは子どもたちにとって大きな意味のあることなのだなと、実感しながら見ていました。

 さて、来週22日の開催の後は、年末年始で2週間お休みとなります。吹雪など大荒れのお天気でなかったら、ぜひ遊びに来てくださいね!お待ちしています。


12月8日(木曜日)

 「んぐまーま」12回目。今日は33組の親子が参加。
今日も寒かったけれど、やっぱり晴れました!今回も自転車やベビーカーで来場する親子がいました。雪のない冬はとても助かりますね。

 10時すぐに訪れた親子数組は、「まだ空いていて、この時間はねらい目ですね!」と言いながら、ゆっくり子どもとままごとをしていました。11時前後に混み始め、受付は大忙しになりました。混み出すとおもちゃの散らばりも目立ちはじめるので、傍にいる親子に声をかけて片づけを手伝ってもらいながら、お互いに気持ちよく使えるように配慮しています。やはりままごとが1番人気ですが、2〜3才児では積み木を全部積み上げてお母さんに見せている子どもの姿もありました。畳コーナーでは、6人の赤ちゃん同士でお話が弾んでいるように見えました。

 午後、小麦粉粘土を用意すると、主に2才以上の子どもが遊んでいました。 ワニのクッションを伸ばし乗り物に見立てて、1才児3〜4人がのり、一緒に笑っていました。言葉は通じなくても通じ合えるのですね。2才児は言葉でやり取りしながら汽車遊びです。まだ、本当の意味の“友だち”とまではいかないかもしれないけれど、一緒に遊ぶ仲間がいるって楽しいな!と思っているのかもしれませんね。

 『子どものくつ下は、口にマスクをしているのと同じように、子どもにとっては暑苦しく邪魔なもの。』なのだそうです。「んぐまーま」では体調が悪くない限り、安全面からも裸足を薦めています。それでは、子どもたちがお互いの存在を意識し、関わって遊ぶようになってきた様子をご覧ください。。。


12月1日(木曜日)

 「んぐまーま」11回目。いよいよ12月になりました。
「んぐまーま」が開催される木曜日は、気持ちのよい晴れの日が続いているって知っていましたか?先週、子どもたちのつなぎジャンバーをかけるコート掛けができたですが、今日もそれを使わなくて済む“広場日和”となりました。

・・・とは言っても12月。子どもたちは暖かいコートやジャンバーを着せてもらっていました。案外忘れがちなのが、ベビーカーの赤ちゃんの足!特にまだ靴をはいていない赤ちゃんは靴下1枚だけだと足が冷えるので、重ね履きまたは毛布などで包むことをお勧めします。それから、赤ちゃんは頭の毛が薄いので、これからの季節は耳を包む帽子も必需品となります。ただし、車内や室内では脱がす、外に出る時は被せるをこまめにしてあげることをお勧めしますよ。


 この頃、まずは自分自身がおもちゃで遊びこんでいるお母さんが増えてきました。これはとても素敵なことです!
 左の写真は、魔法の板と呼ばれるフランス製のカプラで遊ぶお母さんと子どもたち。丸いテーブルに合わせて、丸い線路を作っているようです。
 真ん中の写真は、この日初おろしのワニのクッション。マジックテープでくっついたり離れたりする大型おもちゃです。いろいろな形になるので、お試しください。

 右の写真は、昼食の風景。木製の子ども用椅子がたくさんあるので、子どもたちは今日はどの椅子に座ろうか、毎回楽しみにしている様子。どの子も食べ終わるまでしっかり座っているのは、もしかしたら椅子たちのお陰かも!?子どもたちが落ち着いて食事をしているので、お母さんたちもゆったりお弁当が食べられるようで、「んぐまーま」のお昼時はゆっくり時間が流れているようです。なかなかおウチではゆっくり昼食を取れない方は、どうぞお弁当を持って遊びに来てくださいね。

11月24日(木曜日)

 今日は記念すべき?「んぐまーま」10回目。36組の親子の利用がありました。
「んぐまーま」では双子ちゃん家族の参加が多く、いつも3〜4組の双子ちゃんとお母さんが遊びに来てくれています。双子の赤ちゃんは、特にベビーカーの乗り降りや身支度、エレベーターの乗り降りがとても大変なので、「んぐまーま」では玄関についた時に連絡をいただければ、下までお迎えにいくような体制を取っています。助けがほしい時は、いつでも絵慮なく申し出てください。

 いつも人気のままごとコーナーでは、子どもたちが自分のお母さんばかりでなく、他所のお母さんにもご馳走を作ってあげてやり取りする様子がたくさん見られるようになってきました。子どもたちが親以外に信頼できる大人が少しずつ増えていくということはとてもうれしいことですね!

 毎回午後から学生が実習に入ることを、子どもたちはちゃんと覚えていて、学生が入室すると直ぐに、絵本を読んで!と傍に寄ってきてくれる子どももいるので、学生たちはとてもうれしそうです。また、学生が赤ちゃんへのことばかけを迷っている際には、お母さんがそっと助け舟を出してくれるので、とても助かっているようです。皆さん、いつもご協力、ありがとうございます!


左の写真は、赤ちゃん人形でお世話遊びする男の子たち。自分がしてもらったと同じように優しくお世話しています。人形遊びは女の子の遊び?いえいえ、そんなことはありません。子どもたちの発達の中では男女問わず、とても大事な遊びです。人形のお世話をすることで、自分よりも小さい赤ちゃんに優しく大切に接する気持ちも芽生えるのですって。
右の写真では、赤ちゃんがうまく遊べないように見えたのか、少し大きい子どもが「こうやるんだよ」 とやって見せてるところで、とても微笑ましい光景でした。

11月17日(木曜日)

 「んぐまーま」9回目。32組の親子の利用がありました。
前日の16日にNHKのニュースで子育て支援センターの取組みについて紹介があり、「んぐまーま」の様子も映っていましたが、お母さん方の間でも、「見ましたよ!」と話題に上っていたようです。

 回を重ねるごとに、子どもたちはその月齢なりに、他の子どもとかかわりを持って遊ぶ様子が見られるようになってきました。子どもたちをつなぐ役割をしているのが、おもちゃ、そしてお母さんの存在!


 左側の写真、子どもが重なっていてよく見えませんが、子どもたちの真ん中には「玉落とし」のおもちゃがあります。玉が落ちてくるといい音がなるのですが、重なり合いながらも取合いにはならずに上手に遊べてすごい!と思っていたら、傍にいたお母さんが、台が倒れないようにしっかり手で支えてくれていたのでした。ちょっとした大人のサポートが、子どもの遊びを育てているのですね。

 右の写真は、木製の汽車と線路のおもちゃです。時々は汽車や部品を取りあいしながらも、子どもたちは自分自身が汽車になりきって遊びます。レールを走り、空を走り、滑り台のトンネルも一緒に潜り、またレールを走り、空を走り・・・どこまでもどこまでも自分のイメージで遊ぶことができる。。。子どもは内にいろいろな力を持っているのですね!

 また、ままごとコーナーは今日も大人気でした。男兄弟ばかりで家にはままごと道具がない、という子どもたちが一日中遊んでいました。ままごと遊びは、身近な生活に密着したごっこ遊びとして、男女に関係なく、みんなが大好きな遊びです!もしかしたら、これからの男女が支え合う時代を生きる男の子にとっては、ままごと遊びは必要不可欠な遊びとなるかも・・・!?

 段々寒くなってきたので、身支度も行き帰りの道中もたいへんと思いますが、来週もまたぜひ遊びにきてください。お待ちしています!

11月10日(木曜日)

 「んぐまーま」8回目。先週は文化の日でお休みだったので、2週間ぶりの再会に「元気だった?」というお母さん同士の会話が聞かれました。参加者は29組の親子、取材や見学者など、その他の来場者が6名いました。

 今日は、たたみコーナーの前のテーブルに積み木コーナーを用意しておくと、直ぐに子どもたちが集まり遊び出しました。お母さんやスタッフの真似をして、高く積んだり並べたり、木の人形を使っておうちごっこに発展させた子どももいました。毎回人気の滑り台では、子ども同士が頭を撫で合ったり、笑顔で友だちの様子を見ていたりと、微笑ましい姿がたくさん見受けられました。食後は、丸テーブルに用意した折り紙コーナーで、お母さんに風船をつくってもらったり、自分なりに折ってみたりして楽しむ子どもがいました。

 今日はずっと、NHKの取材の方も参加され、時々カメラが回っていました。何をしているのか興味を持ってじっと見入る子どももいましたが、直ぐにマイペースで遊び出しましたし、お母さんたちも自然に過ごしていました。写真にあるように、学生がオムツ替えをしている際にカメラが回り、その様子を見ようと赤ちゃんがそっくり返ってしまって、学生が悪戦苦闘している姿もありました。皆さん、お疲れ様でした!11月16日(水)18:30、NHK総合テレビのニュースの中で放映されるそうです。どうぞお楽しみに!

 また、11月31日から11月18日まで、子育て支援センターを会場に、「子育て支援者連続講座 全11回」を、札幌大谷短期大学とNPO法人子育て応援かざぐるまが共催しています。左上の写真はその1回目の様子。大谷短大の卒業生10名、一般参加の方8名プラスかざぐるまのスタッフが一緒に学んでいます。参加されている方は皆、とても熱心にお話を聞いてくださっていますが、今回の学びがそれぞれの地域でどんな活動に結びついていくのか、とても楽しみです。



10月27日(木曜日)

 「んぐまーま」7回目。短大の校舎全体に暖房が入るのは11月からとお聞きしていたので、今日が寒かったらどうしましょう?と心配していたのですが、心配には及ばず、文字通り小春日和の穏やかな一日でした。
来場者は41組91名の親子、子どもが50名ということで兄弟が多かったようが、その中には3組の双子ちゃん親子の利用もあるのですよ。

 来場した子どもたちがまず一番に向かう先はどこが多いと思いますか?
正解は「ままごとコーナー」。子どもたちは、傍にいるお母さんや友だちの真似をしながら、ままごとの遊び方を学習しているようでした。

 今日、久しぶりに来場し、子どもがハイハイをするようになったとうれしそうに報告して見せてくれるお母さんがいました。子どもたちの成長の節目節目を、親だけでなくたくさんの人で一緒に喜び合えるということは、関わる人全てにとってとてもうれしいことと感じました。

 午後からは実習の学生が8名ずつ入っていますが、学生が来たら絵本を読んでもらうことを楽しみにしてくれている親子もいるようで、学生のところに自分の好きな絵本を持ってくる子どももいたようです。学生にとってはとても光栄なことですね。

 夕方の西日が差す中での最後の絵本の読み聞かせ、日差しの長さに思わず秋を感じてしまいました。季節の変わり目のせいか、いろいろな症状の風邪が流行っているようです。皆さん体調に気をつけて、再来週もまた遊びに来てくださいね!(※11月3日は祝日なのでお休みです。)



10月20日(木曜日)

 「んぐまーま」6回目。来場した時、受付に提出する会員証を、お母さんに頼まれて張り切って持ってくる子どもたちが目立ちました。例え小さくても、「これお願いね!お手伝いしてくれて助かるよ。」などと頼りにされるのがうれしいのでしょうね。

 最近、朝一番の時間は少人数のためか、今までお母さんから離れづらかった子どもも活発におしゃべりしたり、遊んだりする姿が見られました。
今日は33組の親子の利用がありましたが、午前の来場者は16組で午後は17組。午後も3時間開設しているので、午前に子どもがお昼寝をしてしまった時や家事が忙しい時には、午後から来場するのも賢い方法ですし、朝一番に来場するのもゆっくり遊べてお勧めです。それぞれの生活リズムやその時の事情に合わせて、お好きな時間にどうぞ!

 段々と回を増すごとに、ここで知り合った子ども同士が少しずつ関わり合って遊ぶようになってきましたし、お母さん方も昼食の時などにおしゃべりの花を咲かせるようになってきたように思います。「んぐまーま」を通して、たくさんの人がつながり合って子育てできるようになったら、とても素敵なことですね!


10月13日(木曜日)

 「んぐまーま」5回目。早いものでオープンから1ヶ月が経とうとしています。「んぐまーま」の利用者のリズムは先週と同じ。10:30まではガラガラ状態なのに、その後の30分で30組の親子が訪れていました。今日は、道新の取材や、「つどいの広場事業研修札幌セミナー」の視察見学の方が入りましたが、子どもも親も日常と同じように過ごしていました。


 左の写真は受付の台についている、学生手作りのマグネットで遊ぶ子どもたち。このマグネットは子どもたちに大人気で、お母さんが受付とやり取りしている間も退屈せずにもう遊び始めています。くっついたり、離れたり、その繰り返しが楽しいのでしょうね。

 右の写真は、午後からのお絵描きコーナーの様子。「いつ頃からお絵描きができますか?」という質問が多く寄せられますが、テーブルに自分の力で立っていられるようになれば、柔らかくて安全なクレヨン(「んぐまーま」では蜜蝋クレヨン)を持たせてみましょう。腕全体、体全体をつかって大きくぐるぐると線を描かせてあげるようにすると、子どもたちは大喜びですよ。絵に意味づけするのはまだまだ大きくなってからで十分です。まずは、大人も一緒に“なぐり描き”を楽しんでみてください。不思議に心が解放されていくのが実感できますよ。

10月6日(木曜日)

 「んぐまーま」4回目。秋晴れの気持ちの良い朝、朝のうちは出足が遅かったのですが、10:30から11:30までの1時間の間に30組以上の親子が訪れ、結局42組90名の親子が参加しました。「んぐまーま」でゆっくり過ごそうとお弁当を持参して11:00くらいに来る親子が最も多いようで、子どものリズムに合わせて昼食と午睡を終えてから来る親子もいます。10:00から15:00の5時間の間、みなさんの都合に合わせて好きな時間に利用してくださいね。

 開設当初は緊張して硬い表情だった子どもたちも、回を増すごとに柔らかい表情になりにこっと自然に微笑を返してくれるようになりました。今日は入室すると直ぐに、お気に入りのおもちゃを選びにいきました。2才の子どもが鍋に入れたチェーンリングをすべり台の上であけて、スッと滑らせて遊んでいました。偶然の発見なのかもしれませんが、おもしろい遊びをしているなと感心しました。

 仲間と一緒におしゃべりを楽しむお母さんたちも、今日は子どもたちの動きから目を離さないで、傍でおしゃべりをしていました。
昼食時に混雑してくると、みんなが譲り合って詰めて座ってくれたので、とても助かりました。膝を寄せ合いながら、子どもたちのうちでの食事の様子などを話題に、楽しそうに話を弾ませていたようです。

 もし、子育てなどで迷っていること、ちょっと誰かに聞いてほしいことがもしあったら、周りのお母さん、スタッフ、いつでも傍で見守ってくださっている浜先生はじめ短大の先生方、気軽に誰かに話を聞いてもらいましょう。「んぐまーま」の利用者一人ひとりが帰り道、来た時よりも少しだけ気持ちを軽くして帰ることができたら、私たちもとてもうれしいです!              


9月29日(木曜日)

 「んぐまーま」3回目。27日の北海道新聞朝刊生活欄に「んぐまーま」の記事が掲載されたこともあって、48組101名の親子が来場。その半分の親子は今日が初めての来場で、「んぐまーま」始まって以来初めてのお父さんの来場(お母さんも一緒に親子3人で来場)やおばあちゃんの来場(孫と2人で来場)もありました。
今日が3回目の来場となる親子は、前回まで人見知りをしていた子どもがスタッフの呼びかけに笑顔で応えたり、お母さん同士が顔見知りになって「お子さんは何ヶ月ですか?」、「あら、ウチと○ヶ月違い。」、「もう○○ができるのですね。」、「ウチは△△なんですよ。」などと、自然な会話がなされたりしていました。

 スポットタイムの後、11:45には皆が一斉に昼食となったので、食事コーナーが手狭になり、急遽ごっこ遊びコーナーも食事コーナーに早代わりさせて対応しました。まだまだ遊びたくてお弁当を食べようとしない子どももいたり、周りに影響されずにしっかり座って食べる子どもがいたり、その個性もいろいろですが、あせらないで子どもの様子に合わせて頃合を見計らって上手に言葉かけをしていけば、多少食事の時間が遅くなっても大丈夫ですよね。
また、大人はどうしても食事の後はゆっくり座っていたいところですが、子どもは直ぐに活動し出すので、子どもの動きを目で追うだけでなく、体も傍についていくようにした方が、みんなが安全に過ごすために必要なことと感じました。


 さて、今日から保育科2年生の広場実習が始まりました。学生は幼稚園や保育園などの実習は経験していますが、親子に直接関わるのは初めての経験なので、内心ドキドキして参加していたようでした。初めてのオムツ替えが「ウンチのオムツ」となった学生は、人形のようにはじっとしていてくれない赤ちゃんに悪戦苦闘していたようですが、お母さんの優しい声かけのもと真剣に取組み、何とか無事に対応したようでした。
あちらこちらでお母さん方の方から学生に、「ウチの子どもは○ヶ月で、○○するのが好きなのよ。」と自然に話しかけてくださり、とても良い学習の機会となっていたようです。ご協力ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

9月22日(木曜日)

 「んぐまーま」2回目。生憎の空模様で、午前中は小雨も降っていましたが、28組の親子が元気に来場!
前回来てくれた親子は、「んぐまーま」の様子にもちょっと慣れ、受付で会員証を見せて番号と名前を記入すると、自分からおもちゃを取りに行って遊び出していました。もちろん、最初はちょっと緊張気味の子どももいましたが、時間がたって安心できる場だとわかるとお母さんから離れて動き出していたので、無理に遊びに引き込もうとしなくても、その子どもの不安な気持ちを大事にして待ってあげると大丈夫と実感しました。


 「前回は人がたくさんで、滑り台を1回も滑られなかったんですよ!」と言いながら、滑り台で何度も繰り返し遊ぶ親子、「基本はやっぱりままごと遊びよ!」と言わんばかりに、鍋にチェーンリングや木製ビーズを入れておいしそうなご馳走をつくる子ども、幼稚園が終ってから遊びに来て大型の木製ドームをおウチに見立ててご馳走を入れておウチごっこをする子ども・・・それぞれのイメージで遊んでいました。
でも、もし、子どもとどう関わって遊んだらいいのかわからない!という方がいたら、どうぞ遠慮せずに、スタッフに気軽に声をかけてくださいね。今日は、お母さんたちの方から話しかけてくれたり、「一緒に食べてもいいですか?」とお弁当を持って向かいに座ってくれたりして、スタッフはとてもうれしかったです。

 今日のスポットタイムのわらべ歌遊びは、
♪一本橋こちょこちょ たたいてつねって 階段のぼってこちょこちょこちょ
♪福助さん えんどう豆がこげるよ 早く来てかんましな
どちらも手ばかりでなく、足で遊んでも楽しいですよ!ぜひ、おウチでも試してみてください。
絵本は、「いないいないばあ」(松谷みよ子作)、「もこもこもこ」。1才前後の子どもたちも静かに落ち着いて見ていました。


 午後からは、専攻科1年生が木製大型
遊具作成の準備のために、「んぐまーま」に初めて入りました。学生たちは皆、小さな子どもと関われる場がこんなにすぐ傍にできて、それを実感できたことに感激したようで、お母さん方から気軽に声を掛けていただいたことも良い経験となったようです。
大型遊具、素敵なものができ上がるといいですね!
来週からはいよいよ、保育科2年生が広場実習に入ります。
みなさん、どうぞよろしくお願いします!

【2005年度】
9月15日(木曜日)


 いよいよ「んぐまーま」のオープンする日となりました。8月のお盆明けから東区の各所でチラシを配り広報しましたが、果たしてどのくらいの親子が来てくれるのでしょうか?スタッフも先生方もドキドキしながら当日を迎えました。10:00開催と同時に、ベビーカーを押してたくさんの親子が来場・・・受付は対応に追われ、気がつくと11:00の段階で60組の親子が来てくれていました。

 9月15日は、つどいの広場「んぐまーま」の開設日であると同時に、札幌大谷短期大学の子育て支援センターの開設日でもあり、11:10からオープニングイベントを行いました。柴田学長の挨拶、利用者を代表して卒業生の方のお祝いの言葉、担当の先生方やスタッフの紹介、専攻科の学生によるハンドベルの演奏、最後に大きな桃が登場し大西先生と子どもたちで割ってみると・・・「みんなで大きくなろう!」の文字と色とりどりの風船!その間、月齢の低い子どもたちもお母さんの膝の上で、神妙な表情で見守っていてくれました。


 
終了後は、おなかがすいた子どもたちから随時昼食の時間。「んぐまーま」はお弁当を持参したら、みんなで一緒に食べることができます。畳のコーナーにはお布団の用意もありますので、次回からはゆっくり過ごせるように準備をして、遊びに来てくださいね。
 
午後からは少しずつ帰宅する親子もあり、これから来場する親子もありで、少しずつゆったり遊べるスペースが確保できるようになってきました。この日の1番にぎわったコーナーは、やっぱりままごとコーナーでしょうか。子どもたちは、チェーリングなどをご馳走に見立てて、お鍋に入れたり出したり、混ぜ混ぜしたりを繰り返して遊んでいました。14:45になると、みんなでお片づけをして、お昼の時間にできなかったスポットタイムのわらべ歌遊びを楽しんだ後、「おつきさまこんばんは」の絵本を見て、この日の「んぐまーま」は終了となりました。

 結局、1日を通しての来場者は親子73組、大人(この日は全員お母さん)73人と子ども86名、合計159名となりました。開催初日から「毎日開いているといいのに!」という声があちらこちらから聞かれました。きっと、今まで求められていた場所だったのですね。
これからは、スタッフも遊びに来てくれた親子とたくさんおしゃべりをしたいと思いますので、何でも気軽に話しかけてくださいね。
「んぐまーま」は親子、学生、学校職員、スタッフ・・・集まる人みんなの広場です。「んぐまーま」を利用した人、一人ひとりがいつでも居心地よく感じる広場にしていくために、ご協力をよろしくお願いしますね!