大人のスポットタイムより

「大人のスポットタイム」で話し合われた内容をお伝えします。
あなたが子育てに悩んだ時、迷った時のひとつのヒントとしてご利用いただけるとうれしいです!

 
  「◆」は項目 
「◇」は参加者が記載した文章
「・」は参加者等の話の内容の要約 
「※」は浜先生等のまとめ 

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●2010年12月17日・1月28日・2月25日


◆翌々日の夜、夫に子どもを預けて出かけたいのだが、みなさんのところはどうしているか?
夫の親に先にお願いしておいたり、上手に夫に頼むなどして出かけている人が多かった。後日、夫に頼んで外出できたと報告があった。

◆裁判員制度について
・年令、仕事に関係なく、ランダムに通知はくるが70歳以上の人、警察官、自衛隊などは辞退できる。
・高齢者など断るにしても負担感を感じると思う。
・子育て中の人に当たったら、託児はあるのか?

◆母のリフレッシュ法〜息抜きはいつどんな風に?
・寝る
・食べる
・預ける
・一人目の時、子どもが寝ている時に手芸など何かしなければという気持ちになっていた。今はとにかく休むようにしているが、それでいいのかと思ってしまうことがある。
・一人でゆっくりコーヒーを飲む。

◆年末年始の過ごし方
・フェリーで東京へ(飛行機より自由だったが、帰りは荒れて大変だった)
・夫の実家に行くことが多い。
・10年目で初めて自分の実家に帰ったが、体調を崩してしまった。
・福袋を買うのが恒例。ほとんど子どものものである。
・おせち料理は自分では作らず、夫の実家で作られたものを食べた。
・同じ出身地なので、両家の実家を行き来した。吹雪だったので家で過し、食べてばかりいた。

◆外干できない布団やベットの手入れについて
・関西から転勤してきたが、外に布団が干せない今の時期、どうしているのか知りたい。除湿シートを使用している
・布団乾燥機を毎日(1人)、時々(1人)使っている。
・スノコにかけてストーブの前に干す。
・お風呂場の乾燥機を使用している。

◆2才半の子どもが人見知り場所見知りが激しい。どうなのか?
・夫、兄弟は大丈夫だが、祖父母にも泣いてしまう。上の子の友だちとは遊ぶが、同年齢の子と遊ばない。
・1歳半までは親から離れなかったが、歩き出した頃から急に離れた。きかっけではないか。
・夫婦喧嘩の時、「よく考えなさい」と夫に忠告した。
・夫の親と自分の親と接し方が違う。
・働いていたので、1才前から保育園に通っていた。転勤を機に一緒に過すようになる。今は幼稚園に入るまで一緒にいたいと思っている。

◆2才5ヶ月。冬期間の時期の遊ばせ方
・午前中の1時間ほど、ソリで公園の山で遊ぶ。遊びに来ていた保育園児や上の子と一緒だと良く遊ぶ。天気の悪い日は家でDVD。好きにさせているので、散らかし放題。
・家にいることが多い。テレビやビデオを観たり、ミニカーで遊んだりしている。姉のいる土日は一緒に公園へ行く。
・外で遊ぶ目的を強く持って出かけるより、ついでに出かけるという感じで出かけることが多い。途中の過程が楽しく、外に出ることが目的。
・出かける準備で汗だくになるので、暖房を消して用意したり、帽子、手袋は親が用意できた後に履かせたりするといいのでは。

◆夫の育児・家事参加について
・共働き。妻が仕事で、自分が休みの日は自分が食事を作る。同じ日に仕事の時は、帰りが早い妻が作ることが多い。ゴミ捨ては職場に行く途中に妻が出すことが多いが、やれる方がやっている。掃除、洗濯はできないのでしない。
・できるときには料理、掃除はしてくれる。
・専業主婦なので、普段は自分がやっている。土日は、育児は夫、家事は自分。夫は冬の雪遊びなど、体を使って遊んでいる。
・家事は100%自分。手伝ってもらうのが下手。自分でやった方が楽と思ってしまう。普段は育児も100%自分。土日は上の子は夫が、下の子は自分が相手をすることが多いが、自分が具合の悪い時は2人を見てくれる。休みの日は4人で過すことが多い。
・子育ては協力的。休みの時は夫が子どもを見てくれる。料理はしないが、茶碗は洗ってくれ、次の日、自慢げに見せてくれるので、「ありがとう」と言っている。寝かしつけは子どもの希望で母。夫の家族を大事にする気持ちが伝わる。
・子どもが小さい頃は、夫が5時過ぎに帰宅したので子どもをお風呂に入れるなど、授乳以外は子育てを一緒にしていた。夫は若い頃一人暮らしの経験がなく、結婚当初は料理を一切しなかったが、今ではコロッケも作れるほど、料理が得意に。朝は家族が各自自分で済ませて出かけるようになり楽になった半面、もう少しかかわった方がいいかなとも思っている。
・共働きで自分も仕事をしていた時、夫の「手伝う」という言葉にむかついたが、専業主婦になってからは、家事は自分、仕事は夫と思うようになった。夜、夫婦の会話を日課としているので、子どものことや、出来事を毎晩話している。育児、生活面は自分、精神面は夫と役割分担が自然にできている。
・専業主婦なので、家事は自分の仕事で、夫は手伝ってくれているという意識。休みの日は夫に育児を任せている。夫は感情的にならずに冷静に言ってくれる。
・子育て支援でいろんな家庭とかかわって17年、夫婦の関係やお父さん自身の意識が変わってきていると感じる。積極的に育児に関わるお父さんが増えているが、気持ちはあっても関わる時間が取れないというお父さんも多い。
・仕事がなければ家事もしたいという夫だが、今は時間がない。
・以前のスポットタイムの浜先生のまとめで印象に残っているのは、役割分担として決まっていたのに、自分が暇だからと手を出してしまっては相手が混乱する、役割と決めたことは手を出さないという話が印象に残っている。

◆Yシャツのアイロンがけについて
・結婚当初は夫の希望で毎朝アイロンをかけていたが、アイロンがけが家事で一番好きでないこともあり、今ではノーアイロンのワイシャツにしてしまったが、夫も慣れたのかあきらめたのか不満を言わなくなった。
・アイロン乾燥つき洗濯機を使用している。
・夫は襟元がピシッとしている方が好きだというこだわりを持っているので、クリーニングに出している。
・アイロンがけの必要なワイシャツは買わない。
・ワイシャツを着る機会があまりない。
・以前はクリーニングに出していたが、今は洗濯機で洗っている。アイロンはかけない。
・浜先生のお宅では、綿100%のワイシャツを好む夫にアイロンのかけ方を覚えてもらって夫が自分でかけるようになったと、以前のスポットタイムでお話を聞いて目から鱗が落ちた。

◆言っても聞かない時、つい手が出てしまう
・お尻を叩くことがある。保育や子育て支援を仕事にしているが、自分の子どもに対して冷静にできない。夫にメールで状況を伝え、帰宅後子どもに冷静に対処しているのを見て自分も落ち着くことがある。
・2人目に対してはゆとりを持って接しているが、小1の上の子どもとは言葉でのバトルをしている。大人気ないと思いつつ仕様がない。携帯電話でビデオに撮った自分の姿を見て反省したこともあった。叩くことはないが、怒っていると悲しくなる。
・手は出ないが、大きな声を出して泣かすことはある。子どもは切り替えが早い。上の子に対しては、言葉で優位に立とうとすることが多い。
・子どもが小さい頃、悪いことをした時に手をパチと叩くことはあった。下の子は頭ごなしに怒ると逆効果になることがあったので、子どもによって叱り方を変えていた。
・自分の子どもはいないが、教員の経験から話すと、しつけと怒るの区別。体罰は良くない。叱った分、良いことをしたら褒める。感情的に怒ると自分が後で嫌になると思う。
・以前のスポットタイムで話し合ったことを参考に。「手を出すのは絶対にダメ!」と考え、「絶対にやらない!」と決め手を出すのは危険を避けるためだけ。理由があって手を出したとしても、子どもはその理由を理解することができなく、子どもに伝わらないのでは意味がないし、手を出したことがその子のお手本になってしまう。
絶対ダメと思っていて手が出てしまった時は、自責の念を感じる事で伝わり方が違うのでは? 本当はしてはいけないことをやってしまったことを、正直に子どもに話す。子ども側に立って意欲や経験をベースに考えると、楽しいことはできる限界まで挑戦したいので、「見ていてあげるから、やってみたいことをやってごらん!」と見守ってみる。子どもは生まれた時からこのような挑戦が始まっている。お手伝い的な手助けはしない。しかる、怒るではなく、教える。こうしてほしい!と伝える。子どもは自分で納得すれば耐えられるので、「子どもにわかってもらえるような話し方」を心がけるようにする。

◆参加者の感想
・冬の遊びに関しては、2ヶ月経っても状況は変わらないが、特別なことではなく、家の傍で遊ぶだけでも良いと思うようになった。スポットタイムで皆さんと行ったおはじきの遊び方を子ども達に教えると、上の子が気に入り、長い時間ずっとやっていた。スポットタイムに参加した最初の頃はドキドキしたが、話すと止まらない。気づいたり、共感したりできた。幼稚園では茶話会程度で、懇談会は様子の報告のみ、親同士が共通の話題で話し合う場はない。
・楽しかった。色々な人の話を聞くとおもしろい。愚痴で終わらず、建設的な意見が聞けて良かった。
・「んぐまーま」で他の親子の様子を見たり、お母さん同士でいろんな悩みを本音で語り合えたらいいと思う。人によって価値観が違い、子育てには正解がないと言われるが、他の人の考えにふれることで自分を客観的に見られるようになるのでは。
・自分も勉強させてもらっている。子育てには正解はなく、試行錯誤しながら子育てしていくものだと思う。
※展開が変則になったがその回その回は充実していた。

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●2009年10月29日
※ 初回の時に今回の話し合いを書いてもらったが、2ヶ月前のままということはない。子どもの成長には何かハプニングがあっても、2ヶ月経って時間が解決していることもある。

◆3才・7才。テレビ・DS(ゲーム)などとのつきあい方、与え方
・ わが家ではテレビは1日20分、土日はもう少し緩くすると決めている。食事時間はテレビをつけない。7才の子どもの同級生は全員DSを持っているらしい。先日は友だちの家に行ったが皆持参で来ていて、わが子だけ遊びに入れずに早く帰ってきてかわいそうだった。買いたくはないが、負けて買い与えるのがいいのか、悩んでいる。
・ 私も買い与えたくなかったのでそれを通した。その代わりに大勢で遊べるカードゲームやボードゲームをそろえ、息子の友だちが遊びに来たら私も相手をして一緒に遊びの楽しさを知らせるようにしたところ、友達の家ではテレビゲームをしていたようだが、わが家に集まる時は皆でボードゲームをして遊ぶようになった。トランプ、将棋、碁、百人一首もお勧め。
※ TVゲーム類はこの年齢の子どもの生活には基本的にいいものではないが、家庭のルールを大事にしていいのではないか。ゲームなどする時間を削るのは難しいので、しないで過ごす時間を増やすように考えてはどうか。どちらにしても親子でよく話し合うことが大切。

◆2才。毎日の遊ばせ方。特に雨の日。体力が消耗できないとぐずって大変
・ 未就園時クラスに通ってから、家でも遊べるようになった。
・ うちでは子どもが3人いるので、ぐちゃぐちゃ固まって遊んでいる。
・ まだ小さいので、腹ばいになってころころ1人で遊んでいる。これからが不安でもあり、楽しみでもある。
・ 泣くと根負けして抱っこしちゃう。1人で遊んでくれない。
・ 1人でよく遊ぶ。危ないこと以外は自由にさせている。家にいて煮詰まる時は、ちあふるに行く。
・ 雨の日はみみずがいて楽しい。上の子どもの時は毎日30分歩いて元町南児童会館に行った。
・ 雪解け時期にツルハシで氷を割って川を作ったり、ダムを作ったりするのも楽しい。まだ1才前の下の子どもも身支度をして濡れないところにお座りをさせ、上の子どもは長靴をはいてベチャベチャになるまで遊んだ。
※ 心の里親保育園では、遠足の日に雨が降っても雨天中止にはしなかった。雨の日は長靴を履いてカッパを着て出かけるといつもと違った発見があって楽しい。以前、道外の大学生が流氷で事故にあった時、子ども時代に冬の外遊びを経験していなかったのではないかと感じた。冬の雪遊びでは子どもよりも親の身支度が大事。転勤などで初めての冬を迎える人たちは今年の冬に外に出て遊んでしまった方が来年は楽だと思う。保育園では保育者が寒く感じたら入室するくらいが丁度良かった。

◆10ヶ月。家庭内で子どもの前で使わないようにしている言葉
・ 人を傷つけるような言葉
・ 子どもを責めるような言い方、ダメダメという言い方。
・ あなたは橋の下から拾ってきたというような冷やかし言葉。
・ 汚い言葉。また、互いを否定するような言動は子どもの前ではしないようにしようと夫婦で話し合っている。
・ 感情的にならないように気をつけている。
・ ダメ!、早くしなさい!は禁句だと思う。
※ いつも「早く早く」と言う親に対して、保育園の園児が「お母さん、ゆっくりした方が早くできるんだよ」と話したことで母親がハッと気づいたケースもある。流行言葉や家でしか使わないような言葉は使わないようにする。子どもは大人の期待に応えようとし、どんなことでも親の気持ちを受け入れる。虐待の場合はまさにそう見える。例えば、叩かれるのが分かっていても、叩きたいと思っている親の気持ちに応えて叩かれるようなことをする。
※ 子どもにも大人と対等な言葉を使いたいという親もいるが、一方的に対等と言われても子どもの立場から見たらどうなのか? 相手が理解できない言葉を使うのは対等ではなく、大人と子どもの対等は難しく、相手が子どもであることを理解し分かりやすい話し方をする。

◆1才4ヶ月。子連れOKなカフェや飲食店など ・ カートにそのまま子どもを乗せて利用できる飲食コーナーは便利。
・ 座敷がある所は子どもを連れて行きやすく、掘りごたつは出たり入ったりして遊べる。
・ 植物園にお弁当持参で出かけると楽しい。子連れのキャンプもお勧め。
・ 家庭での持ち寄りパーティは子どもも大人も楽しい。子どもと一緒に食事を作るのもお勧め。
※ いろいろな雑誌にもよく出ている。

◆4才。子どもとお出かけの時、気をつけていることは?
・ 着替え、オムツを持参する、体調を見る。
※ 失敗を重ねながら段々準備や対応が上手になる。

◆4才9ヶ月・2才3ヶ月。新型インフルエンザの予防接種について皆さんはどのようにお考えですか?
・ 予防接種には賛否両論あるので、メリットばかりでなく、リスクも知った上で判断することが大切。
・ 睡眠、食事、運動、休養等、普段の生活リズムを整えて、免疫力を高めることも大事。
・ うがい、手洗い、手指の消毒、マスクの着用等、できることをして気をつけている。

◆ママ友はいますか? どのようなお付き合いをしていますか?
※ この(大人のスポットタイムの)ような機会にお友だちができたらいい。

◆10ヶ月。身近に知り合いがいなく、自分が体調を崩した時、子どもの面倒をみるのが辛かった。身近に身寄りがいない人は、どのように子育てをしているのか?
・ 出産後に乳腺炎になって高熱が出て困った。
"かざぐるま"のような子育て支援団体やベビーシッター等をあらかじめ探しておくとよい。
・ イエローページに「パパママナビ」というのがある。
・ 引越しして最初に調べたのが病院。遠方にある実家に電話をして助けに来てもらったこともある。
※ 友だちに預かってもらう前に、自分がまず友だちの子どもを預かってみる。

◆10ヶ月。夫の育児参加の割合
・ 仕事から帰ってきたら遊び相手をしてくれる。夜中に子どもが何度か起きる時もそのうち何回かは夫が対応する。
・ 帰宅時間が9時か10時になるので、普段は朝の1時間しかふれ合えないので、夫は休みの時にどうしてよいかわからないようで、泣いたら呼ばれてしまう。夫はもう少し大きくなったらスキーを一緒にやりたいと言っているので、できるだけかかわってもらおうと思っている。
・ 夫は威圧的で怒鳴り系で、父親は強い方がいいと思っていて私が甘いと怒る。毎日6時に帰宅する。
・ 平日、夫には私の話を聴く担当をしてもらう。私も夫の話を聴く。
※ 夫に対してもう少しこういうふうにという希望は? 今、点数をつけたら何点?
・ 80点。早く帰ってきてほしい。今かかわっておかなかったら、後で後悔すると思う。
・ 泣いてもいいからもっとかかわってほしい。
・ 泣いたら外に行ってみれば?と言ってみるとよい。
※ おっぱいが終わって(卒乳して)、離乳食が終わって、食事が取れるようになって、父親の出番はそれからかもしれませんね。


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●2009年6月25日

◆お片付けのさせ方 
◇2才11ヶ月。お片づけのさせ方。 
・ おもちゃを出す前のお片付けの約束は枠を超えた遊びの展開ができないので、最後は一緒に片付けるつもりで遊んだ方がのびのび遊べる。 
・ 生活時間の区切りが良く分からないと思うので、食事の前と寝る前に片付けている。 
・ 散らかしすぎで気になって親がつい手を出してしまう。 
※ 各家庭での収納方法は? 
・ おもちゃごと分類して箱にしまう。 
・ 以前使っていたおもちゃはまとめてしまい、今お気に入りで使っているおもちゃはテーブル(コーナー)に出しておく。 
・ 中の見える透明の袋におもちゃを入れ棚に置く。 
・ 絵本は図書館で好きな本を借りて読んでいる。 
※ お片付けの意味(捉え)は子どもそれぞれで、お片付けして○○しょうと声をかけても一つひとつ確認して箱に入れたり、絵本の破損を気にしたり、足りない積み木を捜しに行ったりする子どももいるし、次のことが気になって何でもかんでも一緒に箱や袋や棚に入れる子どももいる。子どもが小さいうちは親も一緒に片付けてもいいのでは。お手本・見本を示しながらきれいを共感する。 

◆実父母・義父母との付き合い方
◇実母が家の中で子どもが危ないことをしてもやんわりしか言わないので、子どもは怒こられていると思わない。子どもはパパやママに少しでも怒られるような状態になるとばあちゃんの所に逃げ込み、かばうので結局怒られずに終わる。
◇来年、子どもを幼稚園に入れるために道外の夫の実家に帰ります。同居ではないのですが、地域になじめるのか心配ですし、今はたまにしか会わないので近くに行くことが不安。 
・ 祖父母のおもちゃの与えすぎに困っている。買う前に親に一言聞いて(確認して)ほしいが、「聞く」ということに気づかないのかも。 
・ お雛様や5月人形等の場所を取るもの、重なると困るものの購入時は聞いてくれている。 
・ 同居はしてないが隣に住んでいる。お互いにあまり干渉しない。1日おきくらいに行く。 
・ 実母は私の方針に添ってくれるが、義父母は甘くて困る。 
・ 実母の方が甘い。付き合いかたを工夫している。
※子どもにも大人の力関係が見える。皆、子どもがかわいいと思っているが、間に入って迷うのは子どもである。
・ 預けていっていいと言われるが。。。 
※ 映画、喫茶等の夫婦のコミュニケーションのために上手く使ってはどうか? 
・ おじいちゃんが子どもに口移しで食べ物をあげるのがいや。虫歯菌やピロリ菌について具体的に説明をして、子どもにうつったら責任を取ってくれる?と迫ってみたら効果があった。 
・ 姑との関係が難しい。夫は気にならなくても、母親としてどうでもいいと思えないことが多々ある。今思えばあそこまで潔癖にしないでもよかったが、あの時は許せなかった。昔の子育てでは問題にならなかったことも、今はいろいろ情報が入る。無菌で生まれたら、そのまま無菌で育てたい。 

◆父親(夫)の息子に対するコミュニケーションのとり方
◇息子が「遊んで!」等と何か頼むと、必ず何かと理由をつけて断る。息子がごねると1回だけだよと言って受け入れる。なぜ1回断るのか? 
・ 本人はTVの野球中継に夢中で、全く意識していないよう。夫は一人っ子でマイペース。息子がトイレに行きたいと言った時でさえ断っていた。子どもは特にめげていない。ただ遊んでくれるだけでいいのだが。。。 
※ 仕事等、大人の関係は問題ないようだが、夫婦、親子は自由にできると思っているのかも。子どもとどう付き合ったらいいのか、わからないのでは。子どもは大人のかかわり方を全部吸収するので、友達付き合いに影響しかねない。「子どもがあなたの真似をしていたのだけど、どういう気持ち?」と聞いてみてはどうか。 

◆子どもの遊び・TV 
◇2才1ヵ月。どんな遊びをしていますか? 子どもと一緒に遊びたいので遊びを知りたい。 
◇TVばかり見ています。TVはどれくらいの時間を見せていますか? 
・ ピクニックやお散歩 
・ 砂場にビニール手袋を持参し、公園に来ている他の子どもも一緒に遊ぶ。 
・ 家の中ではままごと、お絵描きをよくする。 
・ しまじろうのDVDが大好きでよく見ている。終わりの目途は親が決めている。 
・ パパがTV好きでパパがいる時はかけ流し状態になってしまうので、過剰にならないように気をつけている。 
・ Uサイトのアンパンマン等、PCを見始めているが、見ているだけでことばを吸収しているような気がする。いつもでなく何かする時に利用すると決めているし、家族でよくピクニックにも行く。 
※ 3才までTVはダメという家庭があったり、教育TVはいいと思って朝から晩まで見せているという家庭があったりする。TVの主導権は親が持つことが大切。TVの行き着く先はどこなのか。子どもが中学生くらいになった時に、TVがないと家庭が成り立たないとならないようにしたい。 

◆ダメ!と言ってしまう 
◇2才1ヵ月。ついついダメ!!と言ってしまう。言わない方が良いと思っているのですが。。。 子どもが真似します。 
・ ダメ!と言った時に落ち込む。言わなくてよかったと思う時は、自分の気が焦っている時。 
・ 2才はいたずらの時期で興味が広がる時期。育児書によると、創造力、自発性の芽が発達する時期なので、受け止めるように努力し、親も落ち着いて伝えることが大切と書いてあった。 
・ 買物に行った際に遊べるコーナーに行くと、そこに来るまでにも十分に遊んできたはずなのに、遊び足りないのか、帰りたがらない。考えた末に、携帯電話のアラームを利用して時間の目途を付けさせるようになった。どこまでやるか、子どもに決めさせ、その時間になったら終わりとする。
・ 吉川先生:時間の見通しを持って子どもと契約するということ。 
※ 1度ことばで「帰ろう」と言って子どもが帰りたがらなかったら、「もう少しね」の感覚の捉え方は難しい。ダメ!はなるべく使いたくないが、譲る(待つ?)時間がない時につい使ってしまう。親側の都合で切り上げる時間の目途をことばで冷静に説明する。余裕を持つこと、言い方を考えることが大切。 
※ 例)雨水で遊ぶ子ども:おとなは汚い、うるさいと思うことも子どもにとっては楽しいことでできればやらせておいてあげたい。あなたがすることは認めるけど、お母さんはいやなのと、と伝える。約束時間の携帯電話のアラーム作戦は真似をしてみたい。 

◆お片づけ、おむつはずしの方法  
◇2才1ヵ月。おむつはずれの方法。おしっこ、ウンチは出たら教えてくれる。 
※ HP参照 

◆歯磨きのさせ方 
◇2才1ヵ月。歯磨きが苦手で口を閉じてしまうので虫歯が心配。 
・ 歯医者に行って母が治療を受けているところを間近で見てから、虫歯になったら歯医者に行って自分の嫌なことをされると気づいたようで、大人の歯磨きを見て「僕もやって!」と言うようになった。 

◆時間となり話し合えなかったこと 
◇2才8ヶ月と2ヶ月の兄妹。いやいや期と赤ちゃん返り。上の子どもを優先させようと心がけていますが、度が過ぎるとイライラして怒ってしまいます。みなさんはどのようにしていますか? 
◇2才8ヶ月。夜寝る時、ママ以外の人と絶対寝ない。 
◇2才8ヶ月。口が達者ですぐ大人の口真似をする(TVの天気予報等も)。
◇2才8ヶ月。人見知りがなく、道端ですれ違う人にも挨拶して歩く。相手が微笑むと自分から名前、年齢を伝え始めてしまい困っています。 
◇2才8ヶ月。幼稚園に行きたくないと言う。親と離れることを嫌がり、最近では4ヶ月の下の子と一緒に保育園に行きたいと言う。 
◇2才8ヶ月。親以外の知っている人がいる場では、物や本を落としたり、散らかしたりする。注意するとわかったと言うけれど、繰り返し行う。そんな時、どうしたらいいのかわからない。 
◇食事、母乳 
◇転勤生活 

◆参加者の感想 
・ みんな悩みがあるんだとわかった。お母さん同士で真面目に話し合う機会はとても有意義だった。 
・ 改めて話し合える時間となった。 
・ 前の回も参加したかった。 
・ みんな同じ悩みを抱えていることが新鮮に感じた。 
・ 田舎に帰ってもこういう場があればいい。 
・ みんな試行錯誤しつつ、自分なりに工夫していることがわかった。 
・ 高齢者に今の子育てを発信することも大切。 
・ 虐待の話はなかったが、自分でも「これは虐待の一歩手前!?」と思うことがある。精神的に虐待しているのかも。 
※ 「んぐまーま」等で他の親の様子を見る。他の考えにふれることで、客観的に見られるようになるのでは。親は手をあげても「ごめんね!」と後でフォローをすることができる。その背後に夫婦の忙しさがあるのではないか。夫と自分の関係で子どもに当たっているとしたら、まずは夫との関係を修復することが大切。 
・ 吉川先生:自分がそういう事態になった時の参考にしたい。いろいろな意見を聴く機会を持つことの大切さを感じた。


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●2009年2月26日
◆家事:それぞれにどう工夫しているのか 
◇もともと家事が苦手なので、毎日の家事が追いつかなくて困っています。 
◇家事をはじめるタイミング? 

・引越し以降まとめて片付ける時間が取れないので、ひとつの部屋が大変なことになっているが、毎日のことでさえ追いつかない。第2子が生まれる前からちゃんとやっておけばよかった。今日もできなかった、上手くできないのは自分が悪いとつい思ってしまう。
・要領よくできない自分に納得している。やるしかないんだよね。 
・今日やろうと思っても、そういう日に限って想定しないことが起きてできない。

後悔してもキリがないので、何かひとつできたら満足しようと心がけている。例えば、いつもよりおかずが1品増えた、新しいメニューに挑戦した、とか。限界があるので、前向きに捉えるようにしている。できないと思って寝ると寝覚めが悪い。夫も協力的でうれしい。 
・5月に北海道に引っ越してきたばかり。未だに1部屋はダンボール箱が積んであるので、夫が「他の人はちゃんとできているのに、なぜウチはできないのか?」とチクチク言う。食事づくりはちゃんとがんばっている。 

※誰にでも苦手な分野とちゃんとやっている分野があるが、ちゃんとやっている分野は家族には見えづらいのでは。毎日これだけはちゃんとやっている!という家事は何? 
・洗濯は毎日行っている人が多い。(夜にお風呂の残り湯を利用して洗濯・大物を洗濯して寝室の乾燥を防ぐよう工夫・土日に家事をすると夫が嫌がるので、平日に家事をがんばって行い、休日は家族でゆったりするように配慮している・アイロンの工夫) 

※夫が綿100%のワイシャツを好むので、購入も洗濯もアイロンがけも全て本人に任せている。全部自分が背負い込むのでなく、そういう工夫の仕方もある。

◆子どもの成長の変化 
◇子どもは2才3ヶ月。奇声を発する。

・きょうだい3人でギャーと走り回っている。公の場では困るが、家ではある程度自由にさせている。 
・外ではいいよと言っているが、MSの廊下やエレベーターでの大声やジャンプ等、してほしくない場所で行う。 
※子どもはハイテンションになった時の自分の声が好き。大きい声を出すことで、空気の振動を身体に感じて楽しいのでは。満足できれば止めるが、途中で止めると満足できないため機会を見てまたするから、
今日はこれで遊んじゃおう!と考える。エレベーター等の大声やジャンプの時は、ご近所の人に「いつもすみません!」と声に出して許してもらう。 

◇子どもは1才1ヶ月です。子どもがじっとしている時がない。これって普通? 
・万歩計をつけておきたいくらい、じっとしていない。もう少ししたら座っていられるのか不安。 
・抱っこをしてもいやがるので、あるところであきらめる。JRで移動した時も、じっとしていないので止めたら車中ずっと泣いていた。
・子どもの性格もあるのでは。2番目の子どもがチョロチョロする子なので、他人に「もっとちゃんとしつけたら」と言われたこともあり、自分もいろいろ工夫してみた。出かける先でのことを考えて、おもちゃやおやつを持参したりするが、他の子どもとの兼ね合いもあり難しい。今は走りたかったら走っていいと思っている。 

※今日のような話し合いの機会を通して、
「子どもはこうやって育つ」ということを理解できたらいい。人見知りも、座って遊ぶのが好きなのも、走るのが好きなのも、その子どもの個性。大人しい子どもがいい子と思われがちだが、実は親からのプレッシャーで大人しくしている子どももいる。 他所のおばさんがダメと言うからとか、お母さんが恥ずかしいからやめてではなく、「大丈夫!元気に遊んでいいよ」というメッセージを他の人にも広げたい。 

◇顔を拭いたり、おむつ替えや着替えを嫌がるのはいつ頃まで続くの? 

※子どもの育ちの中で一過性のもの。
ある時期を過ぎると自然に解決していくのでは。 おむつ替え等は成長の過程で卒業していく。顔を拭くのもいずれ自分でできるようになる。それらに比べれば、着替え等はずっと続くのでは。何を着るのかを子どもや夫自身に任せ、それに合わせて自分の着衣をコーディネートする方が楽かもしれない。 

◆舅・姑との付き合い方 
◇姑さんとの付き合い。 

※各自の家族構成とそれぞれの付き合い方をひとりずつ話してみよう。
・夫と子ども1名の3人家族。この悩みは私が書いた。これを書いた2ヶ月前までは大変だった。去年妊娠、結婚、出産を経験し、姑が突然息子を取られたという思いからか嫉妬の対象となっていた。お正月に自分の実家でなく夫の実家で過ごす等したこともあり、今は夫の実家との関係は良好。姑は更年期もあったかと思う。 
・夫と子ども2人と4人家族。夫の親も自分の親も離れているから、直接的なトラブルはない。
・夫と子ども1人の3人家族。夫の実家も自分の実家も道内であるが遠方なので、年に1回帰る程度だが、夫の親は2ヶ月に1回来る。連絡は改めてはしないが、
インターネット上に写真を掲載して、いつでも写真を通して孫の成長を見られるようにしている。 
・夫と子ども1人と3人家族。姑と一緒に旅行した際に、9ヶ月だった子どもにいろいろ食べさせてくれて蕁麻疹が出て大変だったことがある。 
・夫と子ども1人の3人家族。3人きょうだいの末っ子同士の夫婦。夫の両親は他界しているので嫁姑の苦労はわからない。私の母と夫は仲良し。
・夫と子ども3人の5人家族。自分の実家は道内で近づかず離れずの関係だが、市内にいる夫の両親は共働きだったこともあり、専業主婦である嫁に対して舅が厳しい見方をする。 

・夫と子ども2人の4人家族。名古屋から転勤してきた。今は自分の両親と完全分離型の2世帯同居。道外にいる夫の両親には、2ヶ月に1回手紙を書いて送っている。1度送ったらとても喜ばれ、続けざるを得なくなったが、徐々に回数は減っている。1週間くらい泊まりに行く時は、鬼嫁からいい嫁に変身するので、帰ってくるとへとへとになっている。 
※離れていても、
気持ちを近づけておく工夫はできる。手紙やインターネット等を利用するのも方法。 

◆おもちゃの取り合い
◇おもちゃの取り合い。
 
・きょうだいでの取り合いもあるが、広場やサロンなどで他所の子どもとのトラブルの対応が難しい。 
【きょうだい同士の場合】 双方の子どもの親は同じ親なので、多少感情が入っても後でフォローすることができる。
【他所の子どもが相手で自分の子どもが悪かった場合】 子どもに謝らせるより、
母親がしっかり相手の子どもとその子どもの親に謝ることで、子どもがお母さんに辛い思いをさせたことに気づく。子どもにも言い分があり、簡単に「ゴメンナサイ」は言えない。言えても表面だけになることが多い。 
【自分の子どもが意地悪されたり、泣かされたりした場合】 相手の子どもをとがめるより、「欲しかったんだね!痛かったね!」と、
自分の子どもの気持ちを言葉に出して受け止めてあげるお母さんがわかってくれたことが何よりの安堵になる。 

◆2人目の育児 
◇2人目の育児が不安。 
※参加者の中には子ども2人、3人の人がいて、子ども1人の時に考えていた時より、2人、3人の方が楽という声が多く、これから出産を迎える親は少し安心できたと話していた。 

◆夫との子育ての価値観の違い 
◇子どもの育て方についての価値観(ダンナ) 

※今まで育ってきた環境が違うのだから、それぞれ持っている価値観は違って当たり前。夫婦が互いに話し合い、時にはぶつかり合いながら、我が家流のやり方を探っていくといいのでは。ただし、夫婦が喧々諤々やり合うところは、子どもにはあまり見せたくない。以前、父親の育児参加を唱える汐見稔幸さんのお話を聞いた際に、様々な価値観を持っている人が子どもにかかわることは悪いことではなく、子どもの個性をいろいろな角度から捉えられたり、子ども自身も様々な価値観にふれることで豊かに育つことができたりするという良さもあると気づかされた。

◆大人のスポットタイムについての感想 
・参加できてよかった。 
・すごくよかった。3回と言わず、もっと多くやってほしい。 
・カウンセリングになる。 
・5階では子どもがいるので集中して話し込むのは難しい。 
・6階に上がるのがよい。 
・テーマをしぼって話すのがよかった。

※幼稚園、保育園には親の会があるが、0〜2才にはその機会がないので、しゃべり慣れておく意味もあり、話題のきっかけづくりになったのでは。
山田:お母さん方の声や表情が生き生きしていた。私もとても勉強になった。 

大西先生:
和やかな雰囲気の中で、自分が思ったことをシビアに話しながら消化しているように思えた。結果的には、自分で解決する道を探ることになっている。子育てに関する話題は今も昔も変わらない。古今東西でポピュラーな問題は皆共通の問題ということ。それを大人の発達としてクリアし、さらに大人として発達していく 


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●2008年11月27日
◆病気:救急車を呼ぶ・高熱への対処法
◇娘は今3ヶ月です。夫は仕事で週末しか家に帰ってこれないので、ほとんど1人で育児をしています。よくある病気や症状などを知りたいです。

・2才の子どもが熱性けいれんを起こして救急車に4回乗った。育児書には「けいれんが3分続いたら救急車を呼ぶ」とあったので、そのようにした。隊員が来るまでドキドキ不安だったが、電話で救急車が着くまでの対処法を的確に教えてくれたので安心だった。救急車は5分で着き、搬送先の病院はいろいろで、病院側の受け入れ態勢を確認しながら決めていた。かかりつけの病院に事前に連絡をしたかどうか、隊員に質問されたので、自分で事前に連絡を取ってもよいかもしれない。健康保険証、母子手帳、診察券は一つにまとめて直ぐに持ち出せるようにした方がよい。
※高熱の場合の対処法について情報交換。冷えピタは気持ちがよくなるが、解熱作用はないようだ。熱の上がり始めで寒気がするようであれば暖め、上がりきってしまったら冷やしたり、水分補給をしたり工夫する。座薬を使うかどうかのタイミングは、体温の高さだけでなく、子どもの機嫌を見るようにし、熱が高くても元気で遊んでいれば様子を見るようにしている。

◆食事:落ち着かない・好き嫌い・切り上げのタイミング
◇2才4ヶ月、食事に1時間以上かかる事が多々あります。30分程度で集中して、自分で食べられるようにしたいのですが、みなさんどのような工夫をしていますか?
◇3才になってから、食事時に再び動きまわって落着きがありません。あと、好き嫌いが出てきて困っています。みなさんはどうしていますか?

・双子の好みが違うので、いつも2〜3種のおかずを作っている。好き嫌いは徐々に嫌いなものも食べられればいいと思っている。無理強いするとかえって嫌いになるような気がする。
・食事中に遊びだすので放っておいたら、子どもが貧血になってしまった。
・怒って食べさせたら、次の日に下痢をした。どこまでなら無理させていいのか迷う。
※多少好き嫌いがあっても、よく遊んでメリハリのある生活をしていればいいのでは。30分くらい食べて遊び出したらごちそう様をしていいのでは。お腹がすいて次にしっかり食べられたらよしとする。遊び食いはいつまでも続くわけではない。あきらめるのも大事。幼稚園や外出先など場面や環境が変われば食べられるのであれば、時間に区切りをつけられるのも家庭のよさ。1食1食で一喜一憂する必要はない。1週間分の食材をバランスよく揃え、それが1週間で使い切ってなくなればよいと考える。
※仕事でいろいろなお宅を訪問するが、子ども用の椅子が子どもの身体、テーブルの高さ等と合っているかどうかも、子どもが落ち着いて食べられるかどうかに関係するように思う。よく家では落ち着いて食べないのに「んぐまーま」ではよく食べると言われるが、食事の雰囲気の他に椅子の役割もあると感じる。

◆おっぱい:1才7ヶ月でやめられない
◇1才7ヶ月の娘が、最近また、べったりになってきました。母乳とミルクの混合で育ててきましたが、大きくなってきてからオッパイが大好きで、今もやめられません。そろそろやめたいのですが・・・。

・友人の子どもは2才を機に離れていく子どもが多い。
※1才7ヶ月ではまだおっぱいが大好きで普通。おっぱい=愛着の儀式。もう直ぐ3才の子どもに「10数えるまでね」と言うと、10で離れていく。誕生日やクリスマス、お正月などが分かるようになったら区切りをつけてもよい。目途をつければ子どもはわかる。もう少しお付き合いしてはどうか。

指しゃぶり:やめさせたい
◇2才7ヶ月の息子。寝る時と私が抱っこするときに必ず指しゃぶりをします。いつか止めるだろうと、あまり止めさせようと強制はしていないのですが、このままで良いのでしょうか? 何か止められるような良い方法などあれば教えていただきたい。

・たこができて裂けている。泣きたい時に特に指しゃぶりをする。泣きたいのであれば、感情を抑えないで出してくれてもいいのに。歯並びへの影響も心配。
・知り合いの保育園児で、先生に「指にはバイ菌がいっぱいついているんだよ」と言われて、自分でやめた子どももいる。
※誰にでも必ずクセがある。目について気になるクセもあるが、他にもいろいろある。本人が指しゃぶりを恥ずかしいと思うまで、様子を見てもいいのでは。赤ちゃんの指しゃぶりはおすすめ。体の中央に手を持ってくるのは寝返りにつながる。赤ちゃんの指しゃぶりそのものは弊害がない。

◆兄弟:上の子どもに対して親になれない
◇5才と1才の姉妹。5才の娘に対してなかなか「親」になれない。1才の娘を産んではじめて母になった気分。口も達者なだけに5才の娘にやさしくなれない。

※母自身が兄弟の中でどんな順番でいたかも影響。しっかり者の娘を持ってよかったと思うといいのでは。私は5人姉妹の長女で、母は12人兄弟の末っ子。母は末っ子の妹と末っ子同士と言ってとても仲がよかった。

◆兄弟:上の子どもの相手をしてやれない
◇4才と2才の子ども。何をしいても弟から目が離せないので、兄の相手がなかなかできない。兄は不満に思っている。兄はおとなしくてナイーブで、外に友人を求めていけないタイプ。今、どうしても弟に手がかかり、上の子どもは不満に思っているように感じる。父親は兄が遊びたくていたずらすることを理解できずに直ぐに怒るので困っている。

・もう少ししたら兄弟対等に遊べるようになるので、もう少しの辛抱。
・幼稚園で楽しく過ごしている子どもも、本当はお家が大好きだったりする。
・絵本を読んであげる等、個別に相手をする時間を取ってみてはどうか。
・母は考えられる範囲でお兄ちゃんを受け止めようとしているので、お父さんをおだててお兄ちゃんと向き合って遊ぶような時間を持ってもらうとどうだろう。お父さんを褒めて褒めて、育児にどんどん協力してもらい、お父さんにも育児を楽しんでもらいたい。
※上の子どもの気持ちが安定するように、しっかり時間をかけてかかわる。上の子に手をかけ、下の子には目をかける。その間、弟に我慢をさせても気持ちが落ち着いた上の子が下のこと上手に遊べるようになる。

◆不妊治療:まだ子どもがほしい
◇今、30才代。1才の息子がいます。あと2人は子どもが欲しいです。まずは、2人目ができたらなぁと毎日考えています。

※参加者の中に3名の不妊治療経験者がいて、2名は現在も治療を継続中。
・子どもが1人しかいないので淋しいと思っているのに、1人いるからいいでしょうと言われ葛藤している。
・不妊治療で双子を授かり、3か月の入院生活で妊娠生活を楽しめなかった。今は双子がいつも対等できょうだいという感じではないので、双子が面倒を見るような下の子がほしい。周りには上の子どもがいて下が双子というきょうだいは多いが、上に双子がいて下に子どもがいる人は少ない。子どもがほしいと思っても、妊娠、金銭面、自分の年齢等を考えると悩む。
・2人目がほしくて半年前から病院で不妊治療を受けている。いつも2才の子どもも一緒に連れて行っているが、おやつやシール、絵本等のお出かけ用グッズを持っていけば、短時間なので子どもも負担にならないで待つことができる。
※皆同じように期待と不安を持っていることがわかった。経済面での不安がよく言われるが、きょうだいが多くて大変ということはなく、保育園にいた時、10人子どもがいても家族で上手に工夫していた家庭があった。今、問題を抱えていても、妊娠中の1年間で意外となるようになるのでは。

◆父親:父親に反抗的な態度
◇2才7ヶ月の息子。最近、夫に何か指摘されると(例えば:食事中に食べ物で遊ぶのを注意される。朝、おはようと声をかけても・・・)「う〜ん、う〜ん!!」と、反抗的な態度を示すようになりました。父親のことは大好きなんですが、どうしてでしょうか?

・朝は寝起きの機嫌の悪さ、平日なかなか会えないことも一因では。
・うちも同じなので、せめてパパが出勤の時に「いってらっしゃい」を自分と子どもと一緒に言うようにしている。
・パパにもう少し辛抱してもらうしかない。

◆三輪車:必要かどうか
◇三輪車について

・こぐのが難しい
・道路事情、住宅事情で三輪車が必ずしも必要とはいえないが、補助輪つきの自転車を始める練習にはなる。二輪車は暮らしの道具であるが、三輪車はおもちゃの感覚。
・後ろに取っ手のついた三輪車をベビーカー代わりで使う家庭もあるが、乗せる場が限られることもあり、三輪車を使わない家庭も多い。

◆雪道の買い物
◇子どもは現在5ヶ月。雪道の買い物はどのようにしていますか?

・抱っこひも、おぶりひも、ママコート、ボブスレー、そり等、子どもの成長や雪の積もり具合、道路状況、行き先に合わせて利用している。
・小さいうちはおんぶか抱っこで頑張るしかない。ボブスレーやそりは、もう少し大きくなってバランスが取れるようになってから。
・ボブスレーやそりは、横断歩道等、雪がないところを引っ張るのは大変。わだちでひっくり返ることもある。
・雪があまり積もっていない時期はベビーカーも利用できる。ただし、子どもの防寒をしっかりして利用した方がいい。
・ママコートのように、自分のコートにその部分だけ付け足すカバーも売っているようだ。
・時間がある時は子どもも歩かせる。
・子どもは年齢×キロ数を歩くことができると話していた。
・冬に外に出る際には、子どもの身支度をしっかりして寒さを感じづらくすると、冬や雪が嫌いにならない。つなぎ、ゴムをつけた脚絆(スノーカバー)、手首から雪が入りづらい長めの手袋、暖かい長靴、厚手の靴下、マフラー等。
・スーパー等建物の中に入ったら、帽子やジャンバーを脱がせる等の調節を小まめに行うと汗をかかない。

◆夜泣き
◇夜泣きがなかなか治らない。
・双子なので親を独占したいのかなと思うが、毎晩となると親の体力がついていかなくてつらい。
・夜泣きが1時と3時にしっかり目が覚めて起き上がったり、母の顔をじっと見て「眠れない」と大泣きすると困ってしまう。
・寝る前にお風呂にしっかり入れて疲れさせ、眠りやすくするといいのでは。

◆外出先で大泣き
◇外出先で大泣き・・・どうしていますか?
・場所にもよる。病院や公共の場では引きずってでもその場を離れたり、泣かないように手立てをする。
・スーパーでは大泣きしても泣かせておく。周りの人に声を掛けてもらってよい。大泣きしている子どもの声よりも対応している母の言葉の方が周りの人は気になるのでは。子どもには伝わらなくても、いけないことの説明をしっかりすることが大切。

◆トイレトレーニングの仕方
◇トイレトレーニングの仕方。
・失敗して覚えるというのはストレスになると思い、ゆっくりでいいと考えている。
・1才の誕生日に祖父がおまるをプレゼントしてくれた。「おしっこ出たよ」と教えるようになったり、親の排泄を見に来るようになったり、興味がわいてきたよう。
・1才半くらいの夏の薄着の時期に始めると洗濯が楽だった。
・冬は家にいる時間が長いので、挑戦しようと思う。
・朝一番や昼寝の後にトイレに座らせると出る。
・おまるに出たおしっこやうんちを子どもと一緒にトイレに流しにいって、バイバイする。
・オムツが外れた頃は、家でできても他所のトイレではできないこともあった。(特に和式)
・男の子は父の立ちションの姿を見て、自分もしたいと思うようだが、「んぐまーま」では3才児が4才児に立ちションの仕方を教えてもらっていた。
・おまるは買わずに補助便座を使用し、大便のタイミングに合わせて座らせている。
・大便をふんばる時の姿勢や場所が決まっている。トイレに誘って出た時にいっぱい褒めている



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●2008年7月31日

◆2才児のイヤイヤ期の付き合い方〜何でも自分でやりたがったり、全てがイヤイヤだったりした時、自主性を尊重してあげたいと思うのですが、しつけとの兼ね合いは?
・無理してしつけなくていい。しつけとは何か。成長全体を考えてのぴったりしたしつけ。
・強いて言えば、「大人が普段の生活の中で、お手本をしっかり丁寧に見せる」ことが大切。子どもが違う行動をすれば、 「パパやママは、そういうふうにしているかな?」 と問いかける。
・2才児はできることがいっぱい増える。自主性、社会性とともに、プライドも育つ時期。上手にできないと子どもはプライドが傷つく。
・子どもは自分でやりたい!と思ったことは最後までやる。子どもの意思を聞き、面倒がらずに丁寧に付き合う。

◆子どもが自由人すぎて、思わず叱って(怒鳴って!)しまいます。周りを気にしすぎると反省しています。 
・周りが気になる=自分(親)が恥ずかしい思いをするということでは?
・子どもは嵐を経験して育つ。植物でも晴天ばかりでは育たない。
・誰かが気にしている時には、「気にしているようだけど大丈夫だよ!みんな同じだから。ウチも同じ。」と周りでメッセージすることで、その人はほっとできるかも。
・他の子が落ち着いて見える時は、ウチの子は興味があるんだね!と捉える。
・親が先に決めてから子どもに聞くのでなく、子どもの選択に親が合わせるとよい。例えば、お出かけの際に着る衣服は子どもが着たいものを決めてから、親がそれに合わせて選ぶと問題なく進む。

◆調子にのって(?)危ないこと、ダメなことをするので、言っても聞かないので、とめるのに手が出てしまいます。
・「手を出すのは絶対にダメ!」と考え、「絶対にやらない!」と決めてしまう。手を出すのは危険を避けるためだけ。 
・理由があって手を出したとしても、子どもはその理由を理解することができなく、子どもに伝わらないのでは意味がない。
・手を出したことがその子のお手本になってしまう。
・絶対ダメと思っていて手が出てしまった時は、自責の念を感じる事で伝わり方が違うのでは? 本当はしてはいけないことをやってしまったことを、正直に子どもに話す。
・子ども側に立って意欲や経験をベースに考えると、楽しいことはできる限界まで挑戦したいので、「見ていてあげるから、やってみたいことをやってごらん!」と見守ってみる。
・子どもは生まれた時からこのような挑戦が始まっている。例えば、はいはいやヨチヨチ歩きの時期に、数センチの敷居を超えることに頑張っている子どもに対して、お手伝い的な手助けはしない。

◆つい怒りすぎてしまいます。他の家庭ではどうしているのでしょうか?
・しかる、怒るではなく、教える。こうしてほしい!と伝える。
・怒る=大人が感情を出したい。子どもを私物化して命令している?
・子どもは自分で納得すれば耐えられるので、「子どもにわかってもらえるような話し方」を心がける。

◆4才児。幼稚園から帰宅後に眠そうなので寝かせたら2時間くらい寝るのですが、友達から遊ぼうとお誘いがあったら、行ってもよいものか、体力的に寝かせるのか・・・。毎日でなければいいのか?と迷います。
・昼寝は体だけでなく脳の疲労回復を行う。刺激で疲れた脳を昼寝でリセットする。
・乳幼児期は、小学校入学数ヶ月前までは、基本的にお昼寝は必要と思う。
・昼と夜は睡眠の質が違う。「朝、しっかり起きる」を基本とする。
・眠らない子どもは体力に違いがあったりもする。

◆すぐ抱っこ。歩かない。
・子どもの気持ちは、疲れる、甘えたい。
・甘えたい時は抱っこしてあげる。ただし、小さなルールを作るとよい。例えば、「10数えるまでだよ」と子どもの気持ちを受け入れつつ、子どもと一緒にここまでという見通しを持つ。
・どこに行くのか、何をしに行くのかが伝わっていず、子どもが納得していない場合が多い。どんな小さな子どもでも、どこに何をしに行くのかをきちんと話し、子ども自身が予定や見通しを持てるようにするところに手間隙をかける。
・良く歩いている時に、早めに褒め言葉をかける。「抱っこ」と言わないうちに、プライドをくすぐる一言を言う。
・子どもに我慢を求める時は、鬼、魔女など、絶対に出会わないものを例にとる。実際に存在するものを例に取るのは適さない。

◆何をするにも「ママと一緒」と言って離れない。
・時期が来たら卒業するので、自然に卒業するまで付き合う。
※実際にこのお母さんの子どもは、2週間前から離れて遊び出したと話す。
・小さい時期にぴったりくっついていると親離れが早い。
・子どもが求めたい時期に求められないと、成長してからその部分を埋める必要が生じることもある。

◆3人兄弟の物の取り合い。同じものが3つないので、どうしても泣く人が出てくる。
・「いつも平等に、公平に」を考えなくていい。
・生活の中で上手に解決できることを考え、「皆で分け合うこと」をプラス面として捉える。 
・「今日はごめんね。」、「今度ね!」、「世の中こんなこともあるよ。」、「今度は要領よく早く行くんだよ!」と子どもに伝える。
・トウキビをそれぞれが1本ずつ食べるよりも、1回毎に3つに割って3回食べる方が豊かな経験となる。

◆朝、何時に起きてどんな風に家事をしていますか?どれくらい寝ていますか?もっと私自身の時間が欲しいと思うのですが、時間のやりくりが難しいです。

・2回目には各グループがこのテーマを取りあげて話をしていたようだが、同じパターンの人はいなく、皆それぞれに違うということに気づいたことと思う。ただ、それぞれの工夫を知りたいという声も多いので、昨日の一日の行動、時間の使い方で日頃工夫していることを表にして集め、いつかまとめてみるとおもしろいかも。

 参加者から、「テーマを持って話すことが新鮮で良かった」、「話すことをまとめようとして頭を使った」、「いつもの単なるおしゃべりとは違った」、「色んな人と話しマンネリな生活にエッセンスをもらった」、「自分の昔を振り返る事ができ有意義だった」、「お母さん方から子どもの食事のレシピを集めてみたい」という感想や希望が寄せられました。
 最後に浜先生から、「いつもはお母さんの時間につぶされそうになっていると思うので、お母さんの枠を取り払う時間を持ちたいと思ったが、最後はやはり子どもの話に戻った。みんなそれぞれ違うということ、違っていいということに気がついたのではないかしら?」というお話で時間となりました。